結婚式(2015/01/28)
1月25日、ベイサイド迎賓館で久保拓也先生と白濱裕紀子さん(作業療法士)の結婚式があり、披露宴に招かれた。南九州病院には研修医が来ることは少なかったので結婚式に招かれることは少なくなっていたが、南風病院には多くの若い研修医がいるので、結婚式に出席する機会が増えている。この日は天気にも恵まれ、目前に桜島の山容が鮮やかに眺められる式場で、心温まる素晴らしい結婚式だった。
最近の結婚式は家同士の結婚式というより、職場や学生時代の仲間が中心になることが多い。私たちのころは医師の場合、教授が仲人になり堅苦しいものだった。今回の結婚式でももちろん仲人は立てずに、久保先生の父上が吉野の生協病院の久保先生であることは、会場で挨拶を受けてはじめて合点した。父上の久保先生には、南九州病院時代に何度かお会いしたことがあった。
またお二人は大学の卓球部の同窓で、式場で4月から研修を始める中木原先生にも挨拶された。「来年も、後輩の研修医を南風病院にリクルートしてね」と頼んだら、「任してください。水泳部にも属していましたので」という力強い発言を聞いた。また新婦の裕紀子さんは人吉市の出身で、中学が人吉第一中学校と紹介された。「あれっ、茜ちゃんと一緒だ」と、一人にっこりすることだった。
私のテーブルは南風病院ご一行様で、理事長、鹿島先生、山口先生、中崎先生、坂田先生だった。
(久保先生の結婚式での祝辞)
素晴らしい天気にも恵まれました。
久保先生、裕紀子さん、ご結婚、おめでとうございます。心より祝福致します。久保先生が現在、南風病院で初期研修医として研鑽をつまれておられますので、私が南風病院を代表しまして祝辞を述べることになりました。
久保先生はまだ医師としてはスタートラインに着いたばかりですが、かねての真面目な研修態度を見ておりますと、きっとスキルとスプリットの両方を兼ね備えた理想的な医師として大成されるのではないかと期待しております。
先日、たまたま鹿児島県医師会報の平成27年1月号のページをめくっておりましたら、久保先生が「研修医1年目を振り返って」というタイトルの小文を寄せておられました。素晴らしい内容で、特に、患者さんとの関係について触れておられます部分は、共感することが多いでした。
医師の一言で患者さんや家族には大きな影響を及ぼすので、絶望を与えることのない希望と安心感を与える、患者さんの納得のいく説明をしたい、そして「医療は患者さんのためにある」ということを肝に銘じて励んでいきたい、という内容でした。
私も、また南風病院も久保先生と全く同じ感想を持っています。我々臨床家は「人にやさしくあたたかく」常に患者さんと同じ目線で、患者さんの傍らで、患者さんにとって利益となる医療を提供できるように気を配ることが大切だと思います。
また結婚生活において、私の経験を少し述べさせてもらえば、医師は仕事柄いろいろストレスの多い仕事です。そのため家庭での生活を含めて人生をできる限り「簡素でシンプルに生きていく」生き方を選択された方がいいように思います。家庭生活でいろいろ心配事が生じますと、なかなか自分の仕事に集中できなくなります。新婦の裕紀子さんには、そのような意味で、内助の功を発揮していただきたいと思います。
お二人の幸せな結婚生活を願って、祝辞と致します。
最近の結婚式は家同士の結婚式というより、職場や学生時代の仲間が中心になることが多い。私たちのころは医師の場合、教授が仲人になり堅苦しいものだった。今回の結婚式でももちろん仲人は立てずに、久保先生の父上が吉野の生協病院の久保先生であることは、会場で挨拶を受けてはじめて合点した。父上の久保先生には、南九州病院時代に何度かお会いしたことがあった。
またお二人は大学の卓球部の同窓で、式場で4月から研修を始める中木原先生にも挨拶された。「来年も、後輩の研修医を南風病院にリクルートしてね」と頼んだら、「任してください。水泳部にも属していましたので」という力強い発言を聞いた。また新婦の裕紀子さんは人吉市の出身で、中学が人吉第一中学校と紹介された。「あれっ、茜ちゃんと一緒だ」と、一人にっこりすることだった。
私のテーブルは南風病院ご一行様で、理事長、鹿島先生、山口先生、中崎先生、坂田先生だった。
(久保先生の結婚式での祝辞)
素晴らしい天気にも恵まれました。
久保先生、裕紀子さん、ご結婚、おめでとうございます。心より祝福致します。久保先生が現在、南風病院で初期研修医として研鑽をつまれておられますので、私が南風病院を代表しまして祝辞を述べることになりました。
久保先生はまだ医師としてはスタートラインに着いたばかりですが、かねての真面目な研修態度を見ておりますと、きっとスキルとスプリットの両方を兼ね備えた理想的な医師として大成されるのではないかと期待しております。
先日、たまたま鹿児島県医師会報の平成27年1月号のページをめくっておりましたら、久保先生が「研修医1年目を振り返って」というタイトルの小文を寄せておられました。素晴らしい内容で、特に、患者さんとの関係について触れておられます部分は、共感することが多いでした。
医師の一言で患者さんや家族には大きな影響を及ぼすので、絶望を与えることのない希望と安心感を与える、患者さんの納得のいく説明をしたい、そして「医療は患者さんのためにある」ということを肝に銘じて励んでいきたい、という内容でした。
私も、また南風病院も久保先生と全く同じ感想を持っています。我々臨床家は「人にやさしくあたたかく」常に患者さんと同じ目線で、患者さんの傍らで、患者さんにとって利益となる医療を提供できるように気を配ることが大切だと思います。
また結婚生活において、私の経験を少し述べさせてもらえば、医師は仕事柄いろいろストレスの多い仕事です。そのため家庭での生活を含めて人生をできる限り「簡素でシンプルに生きていく」生き方を選択された方がいいように思います。家庭生活でいろいろ心配事が生じますと、なかなか自分の仕事に集中できなくなります。新婦の裕紀子さんには、そのような意味で、内助の功を発揮していただきたいと思います。
お二人の幸せな結婚生活を願って、祝辞と致します。