Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

新社会人へ贈る先輩達の失敗談(2015/03/24) 

3月14日のNIKKEIプラス1では、何でもランキング「新社会人へ贈る先輩達の失敗談」を特集している。
 例年のことだが4月になると、私たちのような病院も含めて多くの職場にいわゆる「新人」が多数入職してくる。そのために当院でも、1日から4日まで新入職者研修スケジュールを立てて、さまざまな企画のもと、一日でも早く病院になれてもらって、戦力として働いてもらいたいと考えている。
 思い返すまでもなく、誰にも「新人」と呼ばれた時代があったわけだが、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」の例え通り、私など40年以上前のことなどもうすっかり忘れてしまっている。私の場合、卒業後一年目は非入局ローテイションで、私は大学病院で当時の第一内科、第二外科、そして宮崎県立病院の小児科を回った。技術的な手ほどきは受けたが、挨拶などのマナーの教育はなく、先輩たちのやり方を見よう見まねで覚えて行ったような気がする。結局、人それぞれのやり方があるわけで、自分にあったスタイルで早くなれるようにしていくことである。
 今回、「失敗談」を読みながら、まず「敵(新人)」の気持ちを知るいい機会になった。
 その第1位が電話に出るのが怖かった、で以下15位までを列挙すると以下のようになる。職場の人の顔と名前が覚えられない、周囲に相談できなかった、寝坊して遅刻、緊張でうまく話せなかった、名刺の扱いに戸惑った、支持を取り違えドジを踏んだ、忙しくて友人と疎遠に、出費が増えて金欠になった、ビジネスメールが書けない、敬語を使いこなせなかった、出先で道を間違えた、先輩に失礼な態度をとった、顧客に失礼をしてしまった、身だしなみで注意された、等である。
 今の私の立場で考えれば、「そんなこと、気にすることなど全然ないんじゃないの」と思うことが多いが、新人にとってはそれらが、いずれも気になることなのだろう。
 そして新人社員を迎える心構えとして、次の5つを挙げている。
 1.  仕事のイロハを最初に教える
 2.  何かを任せて、自信を持たせよう
 3.  時々声をかけよう
 4.  失敗談を具体的に話そう
 5.  一人で挑戦させる勇気を持とう
 まずは先輩がきちんと仕事の内容を教えることから始まる。山本五十六の「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ」の世界である。そして「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」