Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

仕事を抱え込む上司・先輩は3タイプ(2015/04/10) 

日経プラス1の「常識点検」では、「仕事を抱え込む上司・先輩は3タイプ」と分析している。
 このような記事を読むときには、つい評論家的に読んでしまうことが多いが、「そうだよな、自分はこのタイプに当てはまるな」と、自分のこととして受け止め、どうすれば「仕事を抱え込まずにすむか」を考えることが「スマート」な読み方ともいえる。いうまでもなく仕事を抱え込むのは、上司や先輩に限らないことである。
 人材開発のコーチ・トウェンティワン社長の桜井一紀さんは、下記の3タイプに分けている
■ タイプ1 必要以上に遠慮型
・人に仕事を振ることが苦手、部下や後輩に遠慮してしまう
・優柔不断で周囲からの評価に敏感
・断ることも苦手なため、さらに仕事を抱え込む
■ タイプ2、自分に自信型
・「自分でやった方が早く、完成度も高い」との考えが強い
・押しが強く、仕事ができるとされる人に多い
・「習うより慣れよ」で仕事を覚えてきたため、部下の育て方がよくわからない
■ タイプ3、我 関せず型
・そもそも部下や後輩を育てる気がない
・周囲とのコミュニケーションをとる意識が薄い。
さて上記3タイプの中で、自分はどのタイプにはいるのか考えると、やはりタイプ1ということになりそうである。タイプ2の「習うより慣れよ」で教育されてきたので、このタイプも混じっているかも知れない。
本当は部下(に限らないが)に仕事を任せることが大切なことなのに、ついつい断り切れずに自分で仕事を背負い込んでしまう。それでは部下は育たないし、自分一人で右往左往する羽目になる。当院の上司にも私と同様のタイプが多いようにお見受けするので、自分の負担を減らす意味でも、できる限り「後輩に仕事を振り」、肝心な部分は押さえていてほしい。
そして「抱え込みを防ぎ、周囲を生かすのは?」については、次のようなコメントである。
・まずは中長期の視点で、誰がその仕事をするのが最適なのかを再確認する
・仕事をいったん任せたら、ぎりぎりまで我慢してやらせてみる
・一度に教えるポイントは3つまでに絞る
・自分と同じ仕上がりを求めない
 さてもっとも困るのはタイプ3かな。最近このタイプが増えているようだが、時と場合によっては個人主義も悪くはないが、唯我独尊に至っては組織としてはちょっと困る。