投資は「きれいごと」で成功する(後)(2015/05/13)
ところで「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」である。「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行うことになる。その専門家の一人が新井さんだったわけだが、投資する会社への「的確な判断」が全てである。
ところが2007年の夏、新井さんの体に異変が起きる。足の裏に湿疹ができ、掌蹠膿疱症という難病にかかる。医師に相談したら「会社を辞めることが治療」ということで、考えあぐねた結果「仕事がストレスの原因」だと思い会社を辞めた。
そして2008年11月、志を共にする仲間と「投資はまごころ」をコンセプトに鎌倉投信を立ち上げる。そのコンセプトは「投資はまごころ」というもので、私見を入れない「投資は科学」という哲学と真逆の考え方になる。
以前の同僚からは「新井はとうとう頭までおかしくなった」と言われ、投資家からは「何を寝ぼけたことを」とか「人の金で社会実験するつもりか」とも言われた。
新井はファンドマネージャーの使命は、「株式投資などを通じて託された金を増やすこと。しかし、リターンを追求するだけの投資は行わない。現在投資している50社は、過疎地で林業再生に取り組む会社をはじめとする、社会のために働く志を持っていると判断した会社ばかりだ」。「志ある会社を応援する」という投資姿勢が共感を呼び、今や9千人の投資家から140億円を託されているまでになっている。
さて著書の中で「いい会社の見つけ方」を論じているが、いい病院選びにも通じるものがありそうだ。
1 企業の「素の姿」をみる。
2 多様性のマネジメント。
3 技術より「アウトプット」を評価する。
4 「特許」を信じない。
5 「ニッチ」を選ぶ。
6 「現場力」がある。
7 「大量生産、大量消費」を目指さない。
8 100年後の子どもたちに残したいと思えるか。
新井さんは「はじめに」の中でも「本当にきれいごとで投資がうまくいくのか」と書かれている。今までの常識的から考えれば「否」であるが、見事に投資の常識を打ち破りつつある。
同様に「きれいごとで、医療経営はできるのか」と考える。南風病院の素晴らしい伝統である相手のことを思いやる、議論は闘わせても決まったことには従う、病院発展のためにはベクトルを合わせるという文化があれば、「きれい事」がそうでなくなるのではないだろうか。そして結果的には長い目で見ると、真面目に地道に高い質の医療を行い、社会に貢献していく病院が長い歴史を築くことになるのではないだろうか。
なお、私はビデオには撮っているがまだ本番はすべてを観ていない。「福寿司グループの貴志さんと河原先生、最後にチラッと映ってましたね^^」と、やはり福寿司グループの鈴木さんからのメールである。
ところが2007年の夏、新井さんの体に異変が起きる。足の裏に湿疹ができ、掌蹠膿疱症という難病にかかる。医師に相談したら「会社を辞めることが治療」ということで、考えあぐねた結果「仕事がストレスの原因」だと思い会社を辞めた。
そして2008年11月、志を共にする仲間と「投資はまごころ」をコンセプトに鎌倉投信を立ち上げる。そのコンセプトは「投資はまごころ」というもので、私見を入れない「投資は科学」という哲学と真逆の考え方になる。
以前の同僚からは「新井はとうとう頭までおかしくなった」と言われ、投資家からは「何を寝ぼけたことを」とか「人の金で社会実験するつもりか」とも言われた。
新井はファンドマネージャーの使命は、「株式投資などを通じて託された金を増やすこと。しかし、リターンを追求するだけの投資は行わない。現在投資している50社は、過疎地で林業再生に取り組む会社をはじめとする、社会のために働く志を持っていると判断した会社ばかりだ」。「志ある会社を応援する」という投資姿勢が共感を呼び、今や9千人の投資家から140億円を託されているまでになっている。
さて著書の中で「いい会社の見つけ方」を論じているが、いい病院選びにも通じるものがありそうだ。
1 企業の「素の姿」をみる。
2 多様性のマネジメント。
3 技術より「アウトプット」を評価する。
4 「特許」を信じない。
5 「ニッチ」を選ぶ。
6 「現場力」がある。
7 「大量生産、大量消費」を目指さない。
8 100年後の子どもたちに残したいと思えるか。
新井さんは「はじめに」の中でも「本当にきれいごとで投資がうまくいくのか」と書かれている。今までの常識的から考えれば「否」であるが、見事に投資の常識を打ち破りつつある。
同様に「きれいごとで、医療経営はできるのか」と考える。南風病院の素晴らしい伝統である相手のことを思いやる、議論は闘わせても決まったことには従う、病院発展のためにはベクトルを合わせるという文化があれば、「きれい事」がそうでなくなるのではないだろうか。そして結果的には長い目で見ると、真面目に地道に高い質の医療を行い、社会に貢献していく病院が長い歴史を築くことになるのではないだろうか。
なお、私はビデオには撮っているがまだ本番はすべてを観ていない。「福寿司グループの貴志さんと河原先生、最後にチラッと映ってましたね^^」と、やはり福寿司グループの鈴木さんからのメールである。
