オリーブで再会(後)(2015/05/08)
ここでまた児玉先生から、意外な発言が飛び出した。
「今の私からは想像できないかも知れませんが、小学校の時にはサッカーの全国大会で優勝して、サッカーマガジンの表紙を飾ったのですよ」と言われる。その小学校と言うのが三重県の桑名市にあるそうで、私の姪は桑名高校を卒業していることにもつながる。
ところで児玉先生は弁護士と医師というダブルライセンスの持ち主で、この「世界」では知らない人はいないほどの有名人である。体型的には現在は「肥満期」にあるが、数年前の羸痩期に比較すると、私は今の方が「らしく」感じている(数年前にはダイエットが奏功して30キロほどやせていて、その変容ぶりにびっくりしたものである)。「当時私は痩せていましたが、足も遅く、身長も高くはなかったのです。でも背番号9(普通はセンターフォワードが着ける)のウイングでした。写真に出ていたのは、ロングパスが来て、私とセンターフォワードが激突しながらヘディングシュートした瞬間でした」という。この辺りが小学校の時から知的に冴えていた児玉先生らしく、先見性とポジション取りが巧かったらしい。いつもロングパスを通してくれる友達とのあうんの呼吸(アイコンタクト)で、ゴールにきれいに合わせることができたのだという。「ついでに高校の時には、800メートルの記録を持っていたのですよ」という意外な事実も明らかにされたが、この部分は深くは聴けなかった。そのあと東大法学部に入学され、ニューヨークやロンドンでも弁護士として活躍され、まさに文武両道である。
「体力の向上という点では難がありますが、コストベネフィットという観点では、野球選手の方が有利ですね。サッカーは毎日試合をすることは不可能ですがが、野球選手の場合、ピッチャー以外は遊んでいるので、毎日試合ができます。おまけにイニングごとの交代があるので、テレビ局もコマーシャルを入れやすい」と私が話を挟む。
その後も、博識の御仁たちで、さまざまなスポーツ談義が展開されたが、おそらく近いうちに中島先生による「高校野球の経済学」なるものが書棚を飾ると思われる。
話は戻って「日本人力士はもう優勝できませんかね」と「相撲通」の中島先生に聞いて見た。「今、モンゴル力士会に勝つのは大変です。日本の相撲取りに関して言えば、大学相撲がダメにしているのだと思います。ちょっと強ければすぐにお山の大将になってしまって、一番大事な時期にまともな練習ができていない」と言われる。
また前回のこの会がきっかけ?となって、ノーマライゼーションの3月号には中島先生が寄稿されている。実は私も、また岡本さんも過去に「1000字提言」のコーナーなどに書かせてもらったことがある。
今回の中島先生のタイトルは「障害児教育こそがお手本だ」というものである。中教審が大学入試制度改革に関して。「総合力」を重視した選抜方法への転換を答申したことに関して痛快な批判を行っている。
「専門バカでお世辞にも人間性裕とも思えない大学教授たちに、こうした学生の総合力の判断ができるとは到底思えない。そもそも総合力のある人間など世の中にいるのだろうか。・・・企業の『総合職』は、理想的にはこうした社員のために用意されたポストなのだろう」。
「中教審がお手本とする民間企業の採用方法は今後曲がり角を迎えると私は考えている。これからの人事では、文字通り適材適所の実践が求められる。その典型例が障害者雇用である。・・・障害者にはその能力に適した仕事をしてもらうのである。・・・何でもできるスーパーマンを見つけることではない。全ての人の相対的に優れたところ(比較優位)を見出し、それを伸ばすことだ」と。
中島先生の論調は明快で説得力があるが、「そこまで言っていいの」と思えるほど鋭い。病院も総合病院より専門病院の時代であるが、今回の神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)での生体肝移植の事件を振り返るまでもなく、総合的な医療のレベルが整っての最新医療である。
「今の私からは想像できないかも知れませんが、小学校の時にはサッカーの全国大会で優勝して、サッカーマガジンの表紙を飾ったのですよ」と言われる。その小学校と言うのが三重県の桑名市にあるそうで、私の姪は桑名高校を卒業していることにもつながる。
ところで児玉先生は弁護士と医師というダブルライセンスの持ち主で、この「世界」では知らない人はいないほどの有名人である。体型的には現在は「肥満期」にあるが、数年前の羸痩期に比較すると、私は今の方が「らしく」感じている(数年前にはダイエットが奏功して30キロほどやせていて、その変容ぶりにびっくりしたものである)。「当時私は痩せていましたが、足も遅く、身長も高くはなかったのです。でも背番号9(普通はセンターフォワードが着ける)のウイングでした。写真に出ていたのは、ロングパスが来て、私とセンターフォワードが激突しながらヘディングシュートした瞬間でした」という。この辺りが小学校の時から知的に冴えていた児玉先生らしく、先見性とポジション取りが巧かったらしい。いつもロングパスを通してくれる友達とのあうんの呼吸(アイコンタクト)で、ゴールにきれいに合わせることができたのだという。「ついでに高校の時には、800メートルの記録を持っていたのですよ」という意外な事実も明らかにされたが、この部分は深くは聴けなかった。そのあと東大法学部に入学され、ニューヨークやロンドンでも弁護士として活躍され、まさに文武両道である。
「体力の向上という点では難がありますが、コストベネフィットという観点では、野球選手の方が有利ですね。サッカーは毎日試合をすることは不可能ですがが、野球選手の場合、ピッチャー以外は遊んでいるので、毎日試合ができます。おまけにイニングごとの交代があるので、テレビ局もコマーシャルを入れやすい」と私が話を挟む。
その後も、博識の御仁たちで、さまざまなスポーツ談義が展開されたが、おそらく近いうちに中島先生による「高校野球の経済学」なるものが書棚を飾ると思われる。
話は戻って「日本人力士はもう優勝できませんかね」と「相撲通」の中島先生に聞いて見た。「今、モンゴル力士会に勝つのは大変です。日本の相撲取りに関して言えば、大学相撲がダメにしているのだと思います。ちょっと強ければすぐにお山の大将になってしまって、一番大事な時期にまともな練習ができていない」と言われる。
また前回のこの会がきっかけ?となって、ノーマライゼーションの3月号には中島先生が寄稿されている。実は私も、また岡本さんも過去に「1000字提言」のコーナーなどに書かせてもらったことがある。
今回の中島先生のタイトルは「障害児教育こそがお手本だ」というものである。中教審が大学入試制度改革に関して。「総合力」を重視した選抜方法への転換を答申したことに関して痛快な批判を行っている。
「専門バカでお世辞にも人間性裕とも思えない大学教授たちに、こうした学生の総合力の判断ができるとは到底思えない。そもそも総合力のある人間など世の中にいるのだろうか。・・・企業の『総合職』は、理想的にはこうした社員のために用意されたポストなのだろう」。
「中教審がお手本とする民間企業の採用方法は今後曲がり角を迎えると私は考えている。これからの人事では、文字通り適材適所の実践が求められる。その典型例が障害者雇用である。・・・障害者にはその能力に適した仕事をしてもらうのである。・・・何でもできるスーパーマンを見つけることではない。全ての人の相対的に優れたところ(比較優位)を見出し、それを伸ばすことだ」と。
中島先生の論調は明快で説得力があるが、「そこまで言っていいの」と思えるほど鋭い。病院も総合病院より専門病院の時代であるが、今回の神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)での生体肝移植の事件を振り返るまでもなく、総合的な医療のレベルが整っての最新医療である。
