トマト(2015/07/21)
「トマトは私が一番よく好んで食べる野菜である」と書き始めて、ちょっと躊躇してしまった。フルーツトマトという言葉もあるくらいだから、「ひょっとすると果物かも」と思って調べてみた。するとなんとアメリカでは「トマトは野菜か果物か」ということが重大な問題になる事件があったそうである。植物学者は「果物」といい、農務省では「野菜」とみなし、裁判所では、「トマトは食事中に食べられ、デザートとはならない」点を重視してやはり野菜だとした。なぜ最高裁までも上告して争われたかというと野菜と果物では、アメリカでは、1883年にできた法律で輸入野菜には10%の税が課せられるが、果物は無税であるためのようである。
話は変わるが、アメリカ・カリフォルニア州のある地方紙で「寿命を延ばす10ヶ条」なるものが挙げられている。
その第一位は「笑う」こと、第二位は「携帯電話を運転中に使用しないこと」、第三位は「ストレスを減らすこと」、第四位は「歯の手入れ」で、五番目は「運動をすること」である。第六位が「頭の体操をする」で、第七位が「ビタミンを摂取する」、第八位が「ファーストフードを食べない」第九位が「トマトを食べる」、第十位が「喫煙をやめる」だということである。なんとトマトを食べると寿命が延びるそうで、トマトの成分はその90%が液体であるが、中に赤色色素のリコピンが含まれていてがんの予防効果があるようだ。
トマトは夏の季語とされているが、冷涼で強い日差しを好み、高温多湿を嫌うトマトの性質からして夏は旬の時期とはいえず、春から初夏と秋から初冬のトマトが美味とされる。
ところで私がトマトに「はまる」ようになったのは、南九州病院時代の20年ほど前に遡る。南九州病院に勤めていた看護師さんのお兄さんが宮之城町でトマト栽培をしているということで、たくさんのトマトを持って来てくれた。これが美味しくて、前院長雑感に「私の脳みそはトマトに入れ替わった」と書き記したほど毎日食べた。先日、大口の田之上さんのご自宅を訪問したら、「先生がトマト好きだということを覚えていたので、タクシーの運転手さんに頼んで買って来てもらいましたよ」と真っ赤に熟れた大量のトマトを準備してくれていた。「ちょっと旬を過ぎていますがね」と言われたが、食べてみると大変おいしかった。
しかし小さい頃はどちらかというとそれほど好きでなかったのに、口の中に広がるトマト独特の「おとなの味」にはまってしまったのである。やや甘酸っぱい味もいいし、種が歯の間を転げるような食感も何ともいえない。現在では週末にニシムタで5個ほど入ったパック入りのトマトを買ってきて冷蔵庫に入れていて、毎朝一個ずつ食べている。同じような外観でも味は千差万別で、美味しいものとそうでないものとの違いは大きい。
最後になったが、日高君がこのトマトのグラフィックを描いたのはずいぶん前のことになる。2000年に刊行した「花のちから」にも収められており、ぼかしもほどよく効いていて私の好きな作品の一つである。
話は変わるが、アメリカ・カリフォルニア州のある地方紙で「寿命を延ばす10ヶ条」なるものが挙げられている。
その第一位は「笑う」こと、第二位は「携帯電話を運転中に使用しないこと」、第三位は「ストレスを減らすこと」、第四位は「歯の手入れ」で、五番目は「運動をすること」である。第六位が「頭の体操をする」で、第七位が「ビタミンを摂取する」、第八位が「ファーストフードを食べない」第九位が「トマトを食べる」、第十位が「喫煙をやめる」だということである。なんとトマトを食べると寿命が延びるそうで、トマトの成分はその90%が液体であるが、中に赤色色素のリコピンが含まれていてがんの予防効果があるようだ。
トマトは夏の季語とされているが、冷涼で強い日差しを好み、高温多湿を嫌うトマトの性質からして夏は旬の時期とはいえず、春から初夏と秋から初冬のトマトが美味とされる。
ところで私がトマトに「はまる」ようになったのは、南九州病院時代の20年ほど前に遡る。南九州病院に勤めていた看護師さんのお兄さんが宮之城町でトマト栽培をしているということで、たくさんのトマトを持って来てくれた。これが美味しくて、前院長雑感に「私の脳みそはトマトに入れ替わった」と書き記したほど毎日食べた。先日、大口の田之上さんのご自宅を訪問したら、「先生がトマト好きだということを覚えていたので、タクシーの運転手さんに頼んで買って来てもらいましたよ」と真っ赤に熟れた大量のトマトを準備してくれていた。「ちょっと旬を過ぎていますがね」と言われたが、食べてみると大変おいしかった。
しかし小さい頃はどちらかというとそれほど好きでなかったのに、口の中に広がるトマト独特の「おとなの味」にはまってしまったのである。やや甘酸っぱい味もいいし、種が歯の間を転げるような食感も何ともいえない。現在では週末にニシムタで5個ほど入ったパック入りのトマトを買ってきて冷蔵庫に入れていて、毎朝一個ずつ食べている。同じような外観でも味は千差万別で、美味しいものとそうでないものとの違いは大きい。
最後になったが、日高君がこのトマトのグラフィックを描いたのはずいぶん前のことになる。2000年に刊行した「花のちから」にも収められており、ぼかしもほどよく効いていて私の好きな作品の一つである。
