プロフェッショナル 仕事の流儀(後)(2015/10/23)
♦ 誰よりも強く想い――
もちろん、「謙虚さ」だけでは、持続可能なビジネスも、持続可能な金融も生まれません。それでは、次に何が必要なのでしょうか。
スキルはどうか。必要だが十分条件ではない、と私は考えます。スキルは所詮、熱意と時間が解決してくれるものです。私自身、運用するための特殊能力やスキルがあるわけではありません。
このこともまた、「いい会社」が教えてくれます。厳しい競争の中で生き残っている企業の経営者に共通しているのは、特殊なスキルではなく、「あきらめの悪さ」です。なぜあきらめきれないのか、その原因を突き詰めていくと、「誰よりも強く想う」気持ちに辿りつきます。つまり、「誰よりも(その事業について)強く想っている」のです。
実はこのことは、金融だけではなく、どの業界にいるプロフェッショナルにとっても大事なこと。なぜならその仕事や事業(理念)は唯一無二であるはずだからです。ファンドマネージャーとしては、特にベンチャー企業に投資する際はこれを一番大切に考えています。番組にも登場したトビムシの竹本社長の「林業」に対する想いは本当に深く、初対面のとき、お茶1杯で5時間、お話したほどです。そして金融ベンチャーに身を置く私も、自分が運用する商品「結い2101」に全財産を投じています。
(私のコメント)
いい仕事ができるかどうかは、全ての力をその目前の課題に全力投球できるかどうかにかかっていると思います。その仕事が自分の一生をかけてもいいと思える仕事ならなおさらです。スキルより、「一生懸命真面目に」と「あきらめの悪さ」なのだと思います。また「人はパンのみに生きるにあらず」という言葉もあるように、人は物質的満足だけを目的として生きれるものでもありません。
今年二人の日本人がノーベル賞を頂きました。お二人に共通することも、強く想い、あきらめの悪さだったように思います。いつまでも「持続する志」です。
♦ 日々の小さな努力を積み重ねる
一般にファンドマネージャーは、予測を立てて運用をします。ファンドマネージャーの能力は、予測能力の高さだといっても過言ではありません。ですが私は、予測をしません。番組でもいったとおり、「予測は当たらない」と思っているからです。
金融のプロならば、どんな相場になっても投資しつづける必要があります。投資期間を限定し、数銘柄を予測するのならば、金融工学を駆使すれば私にも当てる自信はあります。しかし「どんな相場になっても」となると、そんなことができる人も、それを可能にする完全な数式も、この世には存在しません。
リーマン・ショックを経て、私はできないことを「できない」と言えることがプロなのでは、と思うようになりました。その結果辿りついたのが、予測をやめ、プロ野球のイチロー選手のように努力することで結果が出せることを、毎日くり返す、ということでした。
金融のプロフェッショナルとして、お客さまの期待に応えて「投資の果実」をもたらすためには、地味で小さな日々の努力の積み重ねしかないのです。
(私のコメント)
医療経営も全く同じですね。厳しさを増すこの業界で、「魔法の杖」はありません。毎日、入院患者数、稼働率、重症度、救急車搬入数をチェックしながら、一月の「成績」の一年間の積み重ねが、一年間の医業収支と言う数字になって表れることになります。楽して儲けられる仕事など、この社会にはありません。
もちろん、「謙虚さ」だけでは、持続可能なビジネスも、持続可能な金融も生まれません。それでは、次に何が必要なのでしょうか。
スキルはどうか。必要だが十分条件ではない、と私は考えます。スキルは所詮、熱意と時間が解決してくれるものです。私自身、運用するための特殊能力やスキルがあるわけではありません。
このこともまた、「いい会社」が教えてくれます。厳しい競争の中で生き残っている企業の経営者に共通しているのは、特殊なスキルではなく、「あきらめの悪さ」です。なぜあきらめきれないのか、その原因を突き詰めていくと、「誰よりも強く想う」気持ちに辿りつきます。つまり、「誰よりも(その事業について)強く想っている」のです。
実はこのことは、金融だけではなく、どの業界にいるプロフェッショナルにとっても大事なこと。なぜならその仕事や事業(理念)は唯一無二であるはずだからです。ファンドマネージャーとしては、特にベンチャー企業に投資する際はこれを一番大切に考えています。番組にも登場したトビムシの竹本社長の「林業」に対する想いは本当に深く、初対面のとき、お茶1杯で5時間、お話したほどです。そして金融ベンチャーに身を置く私も、自分が運用する商品「結い2101」に全財産を投じています。
(私のコメント)
いい仕事ができるかどうかは、全ての力をその目前の課題に全力投球できるかどうかにかかっていると思います。その仕事が自分の一生をかけてもいいと思える仕事ならなおさらです。スキルより、「一生懸命真面目に」と「あきらめの悪さ」なのだと思います。また「人はパンのみに生きるにあらず」という言葉もあるように、人は物質的満足だけを目的として生きれるものでもありません。
今年二人の日本人がノーベル賞を頂きました。お二人に共通することも、強く想い、あきらめの悪さだったように思います。いつまでも「持続する志」です。
♦ 日々の小さな努力を積み重ねる
一般にファンドマネージャーは、予測を立てて運用をします。ファンドマネージャーの能力は、予測能力の高さだといっても過言ではありません。ですが私は、予測をしません。番組でもいったとおり、「予測は当たらない」と思っているからです。
金融のプロならば、どんな相場になっても投資しつづける必要があります。投資期間を限定し、数銘柄を予測するのならば、金融工学を駆使すれば私にも当てる自信はあります。しかし「どんな相場になっても」となると、そんなことができる人も、それを可能にする完全な数式も、この世には存在しません。
リーマン・ショックを経て、私はできないことを「できない」と言えることがプロなのでは、と思うようになりました。その結果辿りついたのが、予測をやめ、プロ野球のイチロー選手のように努力することで結果が出せることを、毎日くり返す、ということでした。
金融のプロフェッショナルとして、お客さまの期待に応えて「投資の果実」をもたらすためには、地味で小さな日々の努力の積み重ねしかないのです。
(私のコメント)
医療経営も全く同じですね。厳しさを増すこの業界で、「魔法の杖」はありません。毎日、入院患者数、稼働率、重症度、救急車搬入数をチェックしながら、一月の「成績」の一年間の積み重ねが、一年間の医業収支と言う数字になって表れることになります。楽して儲けられる仕事など、この社会にはありません。
