緩和ケア研修会(2015/11/25)
厚生労働省「がん対策推進基本計画」(平成24年6月閣議決定)では、がん診療に従事するすべての医師が緩和ケアに関する基本的な知識、技術を身につけることを重点目標としており、さらに「がん診療連携拠点病院の整備について」(平成26年1月10日付け健発)では、がん診療連携拠点病院の指定要件として、「緩和ケア研修会標準プログラム」に準拠した「緩和ケア研修会」を定期的に実施することが明示 されている。
また平成27年4月より開催指針が一部改正され、研修受講対象者に 『定期的開催を行う実施主体に該当する施設の病院長等の幹部』 が追加されている。
そこで平成27年11月21,23日の両日、当院主催の「研修会」に、自ら研修生の一人として参加することにした。この研修会には南九州病院時代から、オブザーバーの立場では何度も参加してきたが、研修生として参加するのは初めてである。参加して感じたことだが、見るとやるとでは全く力(りき)のいれ方が違うので、何でもそうであるが主体的に参加しているかどうかでその成果はずいぶん違ってくる。
一日目の懇親会の夜に、最年長(77歳)の前田先生が、「兄が南風病院の緩和ケア病棟で命を引き取りました。この歳で参加するというのは、緩和ケアを受ける立場ではどうすべきかを学ぶことですね」と言われていたが、全く同感である。日本では三人に一人ががんになり、二人に一人ががんで亡くなる時代である。家族などを含めるとがんと関係ない人はいないわけで、日本人みんながこのような研修会に出席することが必要ともいえる。こんどの研修会には12人の医師、3人の歯科医師が参加されたが、当院からも6人の医師も参加した。まだ研修を受講されていない医師は来年以降、全員研修を受けてほしい。
さて研修会は講義形式の座学と、ロールプレイ、ワークショップ、グループ演習と、タイトなスケジュールの構成となっている。講義は緩和ケア概論、呼吸困難、消化器症状、倦 怠感、コミュニケーション講義、がん性疼痛、放射線、オピオイドを開始するとき時、気持ちの辛さ、せん妄などである。
一日目の最後に、「コミュニケーション」と、二日目に「オピオイドを開始するとき」という想定でのロールプレイがそれぞれ組み込まれていた。ロールプレイは医療安全などの研修会でも行われているやり方で、それぞれの役割分担の元、あるテーマに沿って疑似演技を行いながら、その問題の核心に迫っていこうとするものである。今回は二つのテーマで、医師役、患者役、観察者に分かれて(相互に役柄も交代しながら)行われた。私はいずれも若い研修生とグループを組んだが、いずれの先生も素晴らしい演技でびっくりした。5,6分という短い時間でのやり取りだが、特に患者役になると、思っていたことが聞けないジレンマを感じてしまった。
二日目も8時半から18時までというタイトな時間割で、久し振りに学生時代の気分に戻ったような感じである。すぐに忘れてしまいそうだが、がん診療の現場での雰囲気だけは会得できたと思っている。受講者の一口感想でも、全ての人が心地よい疲れと達成感を感じてくれたようである。
企画責任者の田代先生、講師の先生方、ファシリテーター、そして当院のスタッフ、とりわけ事務担当の地域連携室の田代さんと緩和ケア病棟の真上さんは徹夜に近い状態で準備してくださったとか、また私の代わりに開会と閉会の挨拶をしてくださった毛利先生、本当にご苦労さんでした。
また平成27年4月より開催指針が一部改正され、研修受講対象者に 『定期的開催を行う実施主体に該当する施設の病院長等の幹部』 が追加されている。
そこで平成27年11月21,23日の両日、当院主催の「研修会」に、自ら研修生の一人として参加することにした。この研修会には南九州病院時代から、オブザーバーの立場では何度も参加してきたが、研修生として参加するのは初めてである。参加して感じたことだが、見るとやるとでは全く力(りき)のいれ方が違うので、何でもそうであるが主体的に参加しているかどうかでその成果はずいぶん違ってくる。
一日目の懇親会の夜に、最年長(77歳)の前田先生が、「兄が南風病院の緩和ケア病棟で命を引き取りました。この歳で参加するというのは、緩和ケアを受ける立場ではどうすべきかを学ぶことですね」と言われていたが、全く同感である。日本では三人に一人ががんになり、二人に一人ががんで亡くなる時代である。家族などを含めるとがんと関係ない人はいないわけで、日本人みんながこのような研修会に出席することが必要ともいえる。こんどの研修会には12人の医師、3人の歯科医師が参加されたが、当院からも6人の医師も参加した。まだ研修を受講されていない医師は来年以降、全員研修を受けてほしい。
さて研修会は講義形式の座学と、ロールプレイ、ワークショップ、グループ演習と、タイトなスケジュールの構成となっている。講義は緩和ケア概論、呼吸困難、消化器症状、倦 怠感、コミュニケーション講義、がん性疼痛、放射線、オピオイドを開始するとき時、気持ちの辛さ、せん妄などである。
一日目の最後に、「コミュニケーション」と、二日目に「オピオイドを開始するとき」という想定でのロールプレイがそれぞれ組み込まれていた。ロールプレイは医療安全などの研修会でも行われているやり方で、それぞれの役割分担の元、あるテーマに沿って疑似演技を行いながら、その問題の核心に迫っていこうとするものである。今回は二つのテーマで、医師役、患者役、観察者に分かれて(相互に役柄も交代しながら)行われた。私はいずれも若い研修生とグループを組んだが、いずれの先生も素晴らしい演技でびっくりした。5,6分という短い時間でのやり取りだが、特に患者役になると、思っていたことが聞けないジレンマを感じてしまった。
二日目も8時半から18時までというタイトな時間割で、久し振りに学生時代の気分に戻ったような感じである。すぐに忘れてしまいそうだが、がん診療の現場での雰囲気だけは会得できたと思っている。受講者の一口感想でも、全ての人が心地よい疲れと達成感を感じてくれたようである。
企画責任者の田代先生、講師の先生方、ファシリテーター、そして当院のスタッフ、とりわけ事務担当の地域連携室の田代さんと緩和ケア病棟の真上さんは徹夜に近い状態で準備してくださったとか、また私の代わりに開会と閉会の挨拶をしてくださった毛利先生、本当にご苦労さんでした。
