心に余白をつくる(2016/02/25)
2015年12月号PHPの特集は「悩みすぎない、ひきずらない、心をスッキリ整える」というもので、インタビューにあの羽生善治が「心に余白をつくる」というタイトルで登場している。
生きていく中では誰しも何がしかの悩みはつきもので、私もその一人であるが、凡人はあれやこれやと悩んでそれを日常の生活に引きずってしまう。「心をスッキリ整えるにはどうすればいいか」という極めて難しい課題に、将棋の世界で伝説的な記録を作り、現在も活躍し続ける羽生がその極意を語っている。羽生の偉いと思うのは、まだ45歳と若いにもかかわらず出しゃばることもなく、その発言には深みがあり、いつも冷静な分析をしていることである。
まずこのインタビューで「羽生さんにも心乱れる時があるんですか」という問いかけに、「もちろんあります(笑)。ただ、長い棋士生活で身についた知恵のようなものがあり、あまり後に影響しない形で収められるようになりました」と答えている。
そして「感情は、自分ではどうにもできません。ここは怒らないでおこうとしても、すぐにスイッチを切り替えることは難しい。そこで湧き上がってくる感情は自然のことと受け止め、それを自分の中にどう前向きに変えられるかを意識しています」という。「たとえば怒りや焦りを感じるからこそ、いろいろな発想や斬新な考え、瞬発力や集中力が生まれることがあります。もちろん冷静さは大切ですが、心乱れることが一概にマイナスにはならない、そう考えています」。
そして40代の今は「対局前には散歩をしたり、お茶を飲んで一服したりと、ぼーっとして将棋のことは一切考えないようにしています。こうして『余白』をつくっておくと、週聴力が増し、直感が冴えてくるというのが最近の実感です」。
以下、印象に残った言葉を羅列する。
また「とにかく目の前の対局に集中し、余計なことは考えない。今やるべきことに集中し、反省は後ですればいい、と思えば心乱れることも少なくなります」。
「長い目で見ると、リスクをとらないことが逆に一番のリスクになる」
「将棋でも生き方でも、今の自分にとらわれ過ぎると広がりがなくなってしまい、頭を使って考えなくなったり、新しいことに挑戦しなくなります」
「人間関係で悩むこともありますが、必ず勝敗をつける将棋とは違って、あまり突き詰めていかない方がいいのではと思っています。何もかも白黒をはっきりさせようとすると、社会はまったく回らなくなってしまうので、曖昧なままというのも大事だなあと(笑)」 「結局、どうしても合わない人はいるということです。そういう人との関係はあまり突き詰めず、好き嫌いという感情にとらわれ過ぎずに、『自分とは違う価値観を持った人』として接するしかないと思っています」。
生きていく中では誰しも何がしかの悩みはつきもので、私もその一人であるが、凡人はあれやこれやと悩んでそれを日常の生活に引きずってしまう。「心をスッキリ整えるにはどうすればいいか」という極めて難しい課題に、将棋の世界で伝説的な記録を作り、現在も活躍し続ける羽生がその極意を語っている。羽生の偉いと思うのは、まだ45歳と若いにもかかわらず出しゃばることもなく、その発言には深みがあり、いつも冷静な分析をしていることである。
まずこのインタビューで「羽生さんにも心乱れる時があるんですか」という問いかけに、「もちろんあります(笑)。ただ、長い棋士生活で身についた知恵のようなものがあり、あまり後に影響しない形で収められるようになりました」と答えている。
そして「感情は、自分ではどうにもできません。ここは怒らないでおこうとしても、すぐにスイッチを切り替えることは難しい。そこで湧き上がってくる感情は自然のことと受け止め、それを自分の中にどう前向きに変えられるかを意識しています」という。「たとえば怒りや焦りを感じるからこそ、いろいろな発想や斬新な考え、瞬発力や集中力が生まれることがあります。もちろん冷静さは大切ですが、心乱れることが一概にマイナスにはならない、そう考えています」。
そして40代の今は「対局前には散歩をしたり、お茶を飲んで一服したりと、ぼーっとして将棋のことは一切考えないようにしています。こうして『余白』をつくっておくと、週聴力が増し、直感が冴えてくるというのが最近の実感です」。
以下、印象に残った言葉を羅列する。
また「とにかく目の前の対局に集中し、余計なことは考えない。今やるべきことに集中し、反省は後ですればいい、と思えば心乱れることも少なくなります」。
「長い目で見ると、リスクをとらないことが逆に一番のリスクになる」
「将棋でも生き方でも、今の自分にとらわれ過ぎると広がりがなくなってしまい、頭を使って考えなくなったり、新しいことに挑戦しなくなります」
「人間関係で悩むこともありますが、必ず勝敗をつける将棋とは違って、あまり突き詰めていかない方がいいのではと思っています。何もかも白黒をはっきりさせようとすると、社会はまったく回らなくなってしまうので、曖昧なままというのも大事だなあと(笑)」 「結局、どうしても合わない人はいるということです。そういう人との関係はあまり突き詰めず、好き嫌いという感情にとらわれ過ぎずに、『自分とは違う価値観を持った人』として接するしかないと思っています」。
