Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

寿命を延ばす10ヵ条(2016/03/30) 

毎朝私と同じようにメールを発信してくださる隈元さん(伊佐市長)の3月11日のタイトルは「笑う」だった。大口中学校の卒業式での保護者代表の卒業生に贈る挨拶の内容が、「笑いは人をよび、みんなが幸せになる。笑いながら喧嘩はできない。まさに'笑う門には福来たる。笑いを大切にしてこれからの人生の大海原へ漕ぎだしてください」というものだったそうである。
 以前、このランでも紹介したことがあったが、アメリカ・カリフォルニア州のある地方紙の「健康面」で「寿命を延ばす10ヶ条」が挙げられていた。
 その第一は「笑う」ことである。笑うと脳内のエンドルフィンが分泌されるが、このエンドルフィンはモルヒネと同じような働きがあり、鎮痛効果やストレスホルモンを減少させる働きもある。またNK細胞を活性化させ免疫機能を高め自然治癒力を促す。逆に、くよくよしたり、マイナス思考に陥ると病気を悪化させることにもなり、まさに「病は気から」ということになる。結論からいうと、「脳天気」で前向きで楽観的な方が長生きするということになる。
 第二位は「携帯電話を運転中に使用しないこと」だそうだ。ある調査では、運転中に携帯電話を私用している人は、事故に遭遇する確率が4倍にも高くなるという。このように携帯電話の使用は、呼び出し番号を自分で押さなければならないのでハンドルから手を離すことと、会話の内容に気をとられて運転がおろそかになるからだという。ただ運転中に呼び出し音が鳴ると、どうしても無視できなくなる。安全な所に車を停めてから、電話をし直した方がいい。
 第三位は「ストレスを減らすこと」で、「笑う」の項でも触れたが、ストレスがこうじるとさまざまな健康上の不都合が生じる。ストレスを強く感じるときには、大きく深呼吸して前向きに物事を考えることだという。
 第四位は「歯の手入れ」で、五番目は「運動をすること」だという。歯の手入れを怠ると摂食・嚥下障害になり栄養障害にもなりかねない。「運動をする」は、私の「歩くこと」の原点である。人間は「動物」だから動かないといけないのである。
 第六位が「頭の体操をする」で、十位までの順序は、「ビタミンを摂取する」、「ファーストフードを食べない」、「トマトを食べる」「喫煙をやめる」だそうだ。頭の体操はぼけ防止になる。「ファーストフードを食べない」はいかにもアメリカ的だが、「トマトを食べる」はちょっと意外。なんでもトマトには、赤色色素のリコピンが含まれていてがんの予防効果があるという。  でもこの10項目、いずれもそれほどハードルの高いものでもなさそうなので、いかがかな?