Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

トラブルに巻き込まれる(2016/03/22) 

航空機事故では事故後に「搭乗便を変更したばかりに・・」という話はよく聞くものである。今回の私の場合は些細なことで事故の話を持ち出すこと自体はばかれるが、後から考えれば「変更しなかったらその日のうちに帰れたのに・・・」と、ちょっと愚痴りたくなる思いである。準備がよすぎて、先を見越したことがあだとなった。
 「日本神経学会選挙管理委員会」のために3連休の最終日の21日に、鹿児島空港を朝の一便で東京へと出発した。今回の委員会の主目的は神経学会の代議員による理事選挙の開票とその結果の公表などの手続きの協議であり、もめそうなことも少ないので遅くとも13時には終えることができるのではないかと機上で考えた。当初、羽田発の帰りの便は16時45分をとっていたのだが、少しでも早く帰りたいと思い、一便早い15時10分発に変更することにした。ただ3連休の最後の日でもあり、早く変更しておかないととれないかも知れないと考えて、羽田空港に到着してすぐに変更した。そして湯島にある神経学会事務局へと向かったのである。
 今回、私が理事選挙の選挙管理員会委員長だったので、役員選出細則第13条に則り、「電子投票システムを管理するパソコンを委員長自らIDパスワードを入力し、作動させる」と、ものの数秒で30人の立候補者の得票数が票数順に表示された。実にシンプルで、賢いシステムといえる。
 委員会は順調に進んで12時半には終えることができたので、そのまま空港へと急いで13時30分過ぎには空港に着くことができた。時間に余裕があったのでお土産に船和の「あんこ玉」を買って、大きなスクリーンの就航状況をみると、15時10分の鹿児島行きはなぜか「搭乗手続き一時停止」となっている。天候には問題はなさそうだしと思いながら、ソラシドエア(全日空との共同運航便になっていた)のカウンターに行ってみると、鹿児島空港が閉鎖になっているのだという。しばらくして管内放送で「そのままロビーでお待ちください」という。14時過ぎになって、この便は欠航ですというアナウンスである。何のことだかよくわからないまま、カウンターに並ぶと「事故機で空港が閉鎖されていて、私の乗る便は欠航となった」というのである。致し方ないので後の便への変更をお願いするが、3連休のためかいずれも「満席」で変更はできない。仕方ないので、とりあえず翌朝22日の一便に変更してもらう。ホテルを探すことにしたが、先日宿泊した京急線の大鳥居駅近くの「東横イン」を思い出した。
よくよく考えてみれば、変更前の16時45分発は遅延でも就航することになっていたので「変更しておかなければよかった」と思ったが、まさしく後の祭りである。
 東横インにチェックインして、インターネットで検索すると次のようなことだった。
21日午後1時20分ごろ、鹿児島空港で5人が乗った小型機が着陸した際、滑走路で、機体が前に大きく傾いた状態のまま動けなくなりました。今のところけが人はいないということですが、この影響で鹿児島空港は滑走路が閉鎖されています。5人が乗った小型機が着陸した際に滑走路で動けなくなったということです。小型機が前に大きく傾いた状態で機体の前の部分が地面に接しているのが確認できます。機体から火や煙が出ている様子はありません。鹿児島空港はこのトラブルの直後から滑走路の閉鎖が続いています。国土交通省や警察がトラブルが起きた際の状況などを詳しく調べています。(NHK)
けが人もいなかったことはやれやれだが、どこの誰か知らないが、多くの人が迷惑を被った事を考えて欲しい。半日を棒に振った上に、ホテルなどの諸経費も請求しようがない。