サービス精神の極意(2016/03/17)
この30年ほどで劇的に変化したことの一つに、「宅急便」というシステムが確立したことではないだろうか。さほど高額でもない費用で、ドアツードアという言葉通り「依頼主の戸口に品物を取りに行き、送り先の戸口まで直接届ける」という運送方式で、便利なこと極まりない。
このシステムを苦労しながら作り上げたのが、伝説的なカリスマ経営者と呼ばれる小倉昌男である。1976年の創業当時から、郵政など親方日の丸の官業にはない徹底したサービスを追求し、「サービスが先、利益は後」と繰り返してきた。
私は1974年に東京に引っ越した時にはまだこのようなシステムはなく、「チッキ」と呼ばれていた国鉄の小口の荷物輸送を使った記憶がある。先日、「チッキ」という言葉を知っているかどうか訊ねたところ、ほとんどの若者にとっては「死語」となっていた。現在、飛行機に乗るときに大きな荷物は出発地の空港で預けて引換預かり証(チェック)を受け取り、到着地の空港で受け取る仕組みと同じものである。ただ荷物は着いた時にすぐ受け取れるわけではなく、数日後になるなど利便性は極めて悪かった。現在の即日配達やクール宅急便が日常化していることを考えると、この40年足らずの間に物流業界は長足の進歩を遂げたことになる。
さてヤマトの「社訓に込められた基本精神」の一番目は、「ヤマトは我なり」で、次のような言葉にまとめられている。
ヤマトグループは、お金や設備以上に、「人」が最大の資本となって成り立っている会社です。社員を単なる「人材」ではなく、会社の財産としての「人財」と考え、何よりも「人を尊重」します。社員一人ひとりの「和」の力、「協力・結束・調和」が、ヤマトグループの企業としての力を生み出します。この「自分自身=ヤマトという意識を持ちなさい」という言葉は、ヤマトグループの全員経営の精神を表しています。
そして続けて、「ヤマトグループの社員一人ひとりが“どうすれば、お客様にもっと満足していただけるか?”という『興味と熱意』を常に持つことの大切さを示しています」となる。
実に素晴らしい社訓で、私たちの病院の理念にもそのままあてはめたい言葉である。そしてこの理念が、一人ひとりの社員に行き渡り、日々の行動として実践されつつあるというのがもっとすごいことである。
病院においても、職員一人ひとりがヤマトの社員と同様に、自分が病院の看板を背負っているのだという自覚を持ち、そのことを喜びに感じて欲しいと願っている。そして、「患者サービス」という言葉で代表されるように、常に相手の立場に立って物事を考えていく習慣をつけていくことが大切なことではないかと思う。
当院の職員は、誰もが素晴らしい「人財」である。慢心することなく、常に高い頂を目指して、みんなで力を合わせて頑張って欲しい。しょう」というありがたい配慮である。
このシステムを苦労しながら作り上げたのが、伝説的なカリスマ経営者と呼ばれる小倉昌男である。1976年の創業当時から、郵政など親方日の丸の官業にはない徹底したサービスを追求し、「サービスが先、利益は後」と繰り返してきた。
私は1974年に東京に引っ越した時にはまだこのようなシステムはなく、「チッキ」と呼ばれていた国鉄の小口の荷物輸送を使った記憶がある。先日、「チッキ」という言葉を知っているかどうか訊ねたところ、ほとんどの若者にとっては「死語」となっていた。現在、飛行機に乗るときに大きな荷物は出発地の空港で預けて引換預かり証(チェック)を受け取り、到着地の空港で受け取る仕組みと同じものである。ただ荷物は着いた時にすぐ受け取れるわけではなく、数日後になるなど利便性は極めて悪かった。現在の即日配達やクール宅急便が日常化していることを考えると、この40年足らずの間に物流業界は長足の進歩を遂げたことになる。
さてヤマトの「社訓に込められた基本精神」の一番目は、「ヤマトは我なり」で、次のような言葉にまとめられている。
ヤマトグループは、お金や設備以上に、「人」が最大の資本となって成り立っている会社です。社員を単なる「人材」ではなく、会社の財産としての「人財」と考え、何よりも「人を尊重」します。社員一人ひとりの「和」の力、「協力・結束・調和」が、ヤマトグループの企業としての力を生み出します。この「自分自身=ヤマトという意識を持ちなさい」という言葉は、ヤマトグループの全員経営の精神を表しています。
そして続けて、「ヤマトグループの社員一人ひとりが“どうすれば、お客様にもっと満足していただけるか?”という『興味と熱意』を常に持つことの大切さを示しています」となる。
実に素晴らしい社訓で、私たちの病院の理念にもそのままあてはめたい言葉である。そしてこの理念が、一人ひとりの社員に行き渡り、日々の行動として実践されつつあるというのがもっとすごいことである。
病院においても、職員一人ひとりがヤマトの社員と同様に、自分が病院の看板を背負っているのだという自覚を持ち、そのことを喜びに感じて欲しいと願っている。そして、「患者サービス」という言葉で代表されるように、常に相手の立場に立って物事を考えていく習慣をつけていくことが大切なことではないかと思う。
当院の職員は、誰もが素晴らしい「人財」である。慢心することなく、常に高い頂を目指して、みんなで力を合わせて頑張って欲しい。しょう」というありがたい配慮である。
