Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

習慣のご利益(2016/03/08) 

「習慣のご利益」という訳のわからないタイトルにしたが、日ごろの習慣のお蔭で時にはいいこともある、というだけのことである。
もう25年ほど社会保険の審査を、社会保険診療報酬支払基金の鹿児島県支部で行っている。この支部も以前は鹿児島大学の工学部の近くにあったが、十数年前に現在の宇宿町に移転している。この審査、毎月5日間の通常の審査とは別に最終審査日から5日ほど経った日に、一日だけ再審査部会というものが設けられている。
3月2日(水)の朝、開店?の7時半に支部に着くように、南風病院を7時10分ごろ車で出かけた。予定通り到着し駐車場に車を停め、4階まで階段を歩いて昇って部屋に入ると、いつもの二人の事務官がにこやかに迎えてくれた。この二人は毎月、朝早い私を待ってくれる人で、時々世間話などもよくしていた。この日もいつもの机に座ると、パソコンをちゃんと起動してくれている。朝、この時間に来る人は私以外にはいないので、わざわざ早く出てきてもらうことにちょっと申し訳なく思っている。なお通常の審査の時も土日を含めていつもこの時間帯、朝の7時半から審査を開始しているのだが。
「先生、実は再審査部会は昨日だったのですよ。いつも同じ時間に来られる先生が来られないので、何かあったのではないかとみんなで話したんですよ。もし今日も来られなかったら、電話でもしようかと思っていました」と笑いながら話される。「えっ、昨日だったの!一日間違っていたんだ」と、ここで初めて一日間違ったことに気づいた。「でも、どうして今朝もこの時間に開けてくれていたの」と問うと、「どうせ家も近いし・・・。きっと一日間違っておられると思ったんですよ」と言われた。もし、この二人の事務官が早く来てくれていなければ、私は玄関があくまで車の中で待っていなければならなかったことになる。まさに「習慣のご利益」という訳である。
私は何事にもそれほど几帳面な性格ではないが、時間だけは正確である。生まれてこの方、さだめられた時間に遅刻したことはまずないし、小学校から高校まで皆勤賞で通した。また毎日の過ごし方も習慣化させている。その方が余計なことを考えなくても済むし、健康にもいいのではないかと考えている。
南風病院で働くようになってからも、朝は4時過ぎに起きて5時前には病院に着いている。1月24日の大雪の朝、西郷さんの銅像の前でMBCテレビに納まったのもこの習慣のなせる技である。
5時前後に院内ランを発信し、万歩計の歩数を稼ぐためにテレビを見ながら「その場足踏み」か「その場ジョギング」をしたり、日経新聞を読みながら時間を過ごすことが多い。6時25分からは10分間ほどテレビ体操をして、その後でコーヒーを飲む。これが普段の朝の日課である。
よく「朝そんなに早く起きて、きつくはないですか」と問われることがある。でも不思議なことに、習慣化すると何事もきつくなくなる。逆に言うと、習慣になるまでが一苦労かも知れない。私は昨年亡くなった母親には、小さいころから勉強をするという習慣をつけてくれたこと、そのような環境を整えてくれたことに感謝している。