Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

かごしまマラソン(2016/03/07) 

念じれば通じるものだろうか。6日の朝4時過ぎに起きると、まず外に出て空を見上げた。アスファルトも乾いており、まだ雨は降っていない (結局、終日曇り空だったが、雨は少しぱらついただけである)。予報では80%の雨の確率であり、どう転んでも免れそうにないと覚悟していた。 自分が走るわけでもないのだが、前日からの中央公園周囲での関係者の「リキ」の入り具合をみていると、どうせなら降らないで欲しいと願うことだった。 第一回「鹿児島マラソン2016」が開催された。フルマラソンとfun run(8.9k)の二つのコースがあり、フィニッシュ地点は異なるが、スタートはいずれもドルフィンポートである。
コンセプトとして、感じよう「風」を、感じよう「温もり」を、感じよう「恵み」を、となっている。 フルマラソンは8時半にスタートして鴨池公園を回って、 電車通りから天文館、西郷銅像前を右折して磯庭園、国道10号線を錦江湾沿いに走って姶良市の重富で折り返すコースである。 南風病院からも何人か走ったと思われるが、私は健診部の西久保さんと西村さんの二人の女性が走ると聞いていたので、自宅の近くで応援しようと考えた。 でも何時に通過するのか見当もつかないので、10分ほど前に携帯に電話するように頼んでいた。 8時半ごろ病院を出て、西郷さんの銅像の近くに向かった。鶴丸城のお堀の前で先頭ランナーを写真に収めようと待ち構えていた。 夜、MBCテレビのビデオを見ると、私がバッチリ写っていてビックリ、1月24日の大雪の時といい、なんという偶然か!
既に交通規制が行われていて、道路を挟んだ向こうには陸橋を渡るしかない。当初は西郷銅像の前に陣取ろうかなと考えたが、 写真での撮影を考えると少し伴走できる場所がいいと考えて、名山小学校の前の歩道に場所を移した。ここは約9,5キロ地点になるので、 先頭の招待選手は9時前には通過したが、さすがにかねて鍛えている人の走りは違う。しばらくして社医研の後輩だった松下君(63歳ぐらいかな)が、 「福永先生!」と声を掛けながら通り過ぎていった。先日の新聞に「このマラソンには医師31人が『メディカルランナー』として出走、 『救護』と書かれた白いビブスを着て携帯電話を身につけて走る」と書かれていたが、その一人である。
しばらくして当院のフロントサービスの中村さんら二人の女性が、軽やかに通り過ぎる。その後、かなり待っても西久保・西村コンビは現れない。 ちょっとしびれを切らして、携帯に電話すると「山形屋前です」という「返事。山形屋からだったら歩いても現れそうなのに、なかなか現れない。 しばらくして、マラソンを走っているのかショッピングを楽しんでいるのかわからないような、恰好だけは活かした二人が笑顔で走ってくる。 私も追走しながらシャッターを切り、初期の「目的」だけは達することができた。でもあの調子では制限時間内には帰って来れないだろうと危惧したのだが、結果は如何に。 他にも南風病院から出場したランナーがいたかと思うが、あまりにも多くて気づかなかった。
山片屋に行く道すがら、応援に来ていた健診部の室屋さん、俵積田さん、山下さんにも中央公園の角で出会った。ともあれ雨も降らず、不思議なことに心がワクワク踊ったマラソン観戦だった。
 マラソンといえば、2月24日、東京マラソンに伝の心(ALS患者などの意志伝達装置)の開発者である小澤さんが出場し見事に完走したということである。 小澤さんは私と同年齢であるが、10年来の念願がかなって抽選に当たって出場できたという。倍率が高く、東京マラソンに出場することは、それほど難しいことなのだ。
 完走した小澤さんと、応援団のオリーブの会のメールを勝手に掲載。
オリーブの会(仮称)の皆さま
昨日の東京マラソンを完走しました。6時間51分とタイムは誇れるものではありませんが歩かずに完走できたことに満足しています。 5kmごとの経過時間を添付します。25km~30kmのタイムが悪いのは、足がつり始めたからであり31kmで(浅草雷門を少し過ぎた辺り)、 足が悲鳴を上げて、走れなくて立ち止まってしまいました。ちょうどその場所にいた沿道の人が「こっちにおいで」と呼んでくれました。 「道路に寝てマッサージをしよう」と親切に言ってくれて、私は道路上に横たわりました。 そのとき、係りの人が歩いている人に向かって「走らないと35kmの関門に間に合わないよ」と大声で呼びかけているのが聞こえました。 35kmの関門でバスに乗るのか、と思いました。しかし、かなり痛いマッサージを受けたお蔭で、再び、走ることができました。痛みを堪えながら必死で走り、 一番不安だった35kmの関門をギリギリでクリアできました。一人で走っているようであり、実は多くの人に支えられていることを実感したマラソンでした。 皆さまの応援に感謝いたします。(小澤邦昭)
完走、おめでとうございます!ほんとうに立派です。私はたぶん4km歩くのだって自信がないです。(こだま)
完走おめでとうございます.素晴らしい.それにしても6時間も走り続けるなんてすごい.座って走っていて,三分の一くらいは漕がないでいる自転車だって6時間も続けて走ったことはないです. アクシデントの際に助けてもらったというのは何とも素晴らしいことです.タイムはオリンピック候補者に任せればいいですね. ところで,このラップタイムを記録してくれるのはどういうシステムなんでしょう.ランナーが皆なにか発信器を持ったタグを持っている?(岡本)
快晴のマラソン日和のなか、念願の東京マラソン、そして完走まことにおめでとうございます。(拍手) 走っている様子が目に浮かぶようなメールでした。 しかし、このような親切?な方がいらっしゃるのですね! だから、東京マラソンの人気が衰えない秘密が分かりました。 走っている人も沿道の方も本当に皆さんで東京マラソンを作っているのが小澤さんのメールでわかりました。 大変お疲れ様でした。 今日明日くらいは、ゆっくりお休みください!(薄 マキ子) 
ご苦労さん、凄いですね、完走とは。私の歩数には、ずるい、せこい、いやらしいなど数々のうれしくない罵倒が浴びせられていますが、 小澤さんの完走は燦然と光り輝く勲章です。いつか、オリーブででも「苦労話ご披露の夕べ」でも開きましょう。しばらくは安静休養ですね。 今度の6日は鹿児島マラソンです。私は応援団です。(福永)