地域医療連携会(2016/03/09)
昨日(8日)、城山観光ホテルで地域医療連携会が開催され、当院と連携の深い病院、クリニックの先生方、100人以上に参加していただいた。当院からも30人ほどの先生方に参加してもらい、各テーブルでホスト役を担ってもらった。理事長の挨拶のあと、私が病院の現状と将来について、末永先生がダビンチ手術について紹介した。PR色を抑えて、押しつげがましくなく、南風らしいアットホームな連携の会になったのではないかと思う。地域医療連携室のみなさん、ご苦労さん。下記に私の話の概要を記しておきます。
本日は当院主催の「地域医療連携会」に多数の先生方のご出席を頂き、心より感謝申し上げます。当院は鹿児島県から地域医療支援病院の承認を受けておりますが、日頃より先生方にはさまざまな連携を通して、大変お世話になっているところです。
本日は少し時間を頂きまして、「南風病院の現状と将来」と題して、今後の将来像を中心にして、少しお話させていただきたいと思います。
ご存知のように医療・介護の問題を論じる時には、いつも2025年問題という言葉が出てきます。それは私たち団塊の世代、すなわち昭和22年、23年、24年の最後の24年生まれの人たちが、後期高齢者(75歳以上)となる2025年の医療・介護制度をどのようにするかということが日本の琴瑟の問題になっています。そのためのプロセスとして、2018年に大まかな機能別病床の枠組みを決めておきたいというのが厚労省の考え方であり、地域医療計画の本質だと思います。そしてこの年は、診療報酬と介護報酬が同時に改定される年にもあたっています。
当院の「平成28年度の事業計画骨子」を提示します。
ミッション(使命)として、科学の進歩に沿った質の高い医療を提供する。そのことにより、少なくとも消化器系のがんの診断と治療では県外への患者流出を食い止めたいと思っております。そこで平成28~29年度のビジョンとして(高度)急性期を担える地域の中核病院となることを挙げました。
基本方針は次の5項目です。
② 科学の進歩に沿った医療
③ 7対1入院基本料の維持(在院日数8日に向けて)
④ 得意分野で新患者を増やす
⑤ 救急、連携、健診体制の充実
⑥ 人材育成
とりわけ今年度、この4月からの診療報酬改定により7:1入院基本料の要件としての重症度・医療・看護必要度が25%に引き上げられますので、ぜひともこれをクリアしていかなければならないと考えています。そのためには新入院患者数を増やす、救急患者を断らない、手術件数を増やす、平均在院日数を短縮することに努力したいと思います。
次は2枚のスライドを使って、当院の診療機能の現況と今後について説明します。
当院は入院ベッド数が300前後であり、総合病院的な機能を持つことは難しいですので、特殊な疾患に特化した専門病院的な分野を担っていきたいと思っております。もちろん、それを支える内科全般の質の向上はいうまでもありません。専門分野としてはがん、整形外科、透析などが挙げられます。また地域医療を支える機能として、生活習慣病や神経疾患、アルツハイマー病などの老人性疾患、ペインクリニックなども従来にもまして力を入れていきたいと思います。
そしてもう一つ、今後の大きな柱として、がんの健診機能もより充実したものにしていきたいと考えており、ハード面でも健診室の改築作業を進めております。また当院にはPETも整備されておりますので、さまざまながんの早期診断にも対応できるものと考えています。
最後のスライドで、院長としてのジレンマと申しますか、正直な気持ちを述べたいと思います。
ここにご出席の先生方を含めて、全ての医療者はすべからく患者さんの希望や期待に沿った医療をやりたいと思っているはずです。ところが現代の医療は、さまざまな制約の中で行わざるをえません。そして診療報酬改定や消費税の増税など経営面での難関も立ちはだかります。
職員は皆さん一人一人、真面目に一生懸命に日常業務と取り組んでいます。それでも経営は厳しくなり、尻を叩くことが多くなっております。南風病院の現在の選択は正しいのか、時々自問自答しますが、これは歴史が決めることになります。効率化を進めながらも、それでも「人にやさしくあたたかく」の理念は堅持していきたいと考えております。
今後とも、皆様方のご支援を切にお願いいたします。
本日は当院主催の「地域医療連携会」に多数の先生方のご出席を頂き、心より感謝申し上げます。当院は鹿児島県から地域医療支援病院の承認を受けておりますが、日頃より先生方にはさまざまな連携を通して、大変お世話になっているところです。
本日は少し時間を頂きまして、「南風病院の現状と将来」と題して、今後の将来像を中心にして、少しお話させていただきたいと思います。
ご存知のように医療・介護の問題を論じる時には、いつも2025年問題という言葉が出てきます。それは私たち団塊の世代、すなわち昭和22年、23年、24年の最後の24年生まれの人たちが、後期高齢者(75歳以上)となる2025年の医療・介護制度をどのようにするかということが日本の琴瑟の問題になっています。そのためのプロセスとして、2018年に大まかな機能別病床の枠組みを決めておきたいというのが厚労省の考え方であり、地域医療計画の本質だと思います。そしてこの年は、診療報酬と介護報酬が同時に改定される年にもあたっています。
当院の「平成28年度の事業計画骨子」を提示します。
ミッション(使命)として、科学の進歩に沿った質の高い医療を提供する。そのことにより、少なくとも消化器系のがんの診断と治療では県外への患者流出を食い止めたいと思っております。そこで平成28~29年度のビジョンとして(高度)急性期を担える地域の中核病院となることを挙げました。
基本方針は次の5項目です。
② 科学の進歩に沿った医療
③ 7対1入院基本料の維持(在院日数8日に向けて)
④ 得意分野で新患者を増やす
⑤ 救急、連携、健診体制の充実
⑥ 人材育成
とりわけ今年度、この4月からの診療報酬改定により7:1入院基本料の要件としての重症度・医療・看護必要度が25%に引き上げられますので、ぜひともこれをクリアしていかなければならないと考えています。そのためには新入院患者数を増やす、救急患者を断らない、手術件数を増やす、平均在院日数を短縮することに努力したいと思います。
次は2枚のスライドを使って、当院の診療機能の現況と今後について説明します。
当院は入院ベッド数が300前後であり、総合病院的な機能を持つことは難しいですので、特殊な疾患に特化した専門病院的な分野を担っていきたいと思っております。もちろん、それを支える内科全般の質の向上はいうまでもありません。専門分野としてはがん、整形外科、透析などが挙げられます。また地域医療を支える機能として、生活習慣病や神経疾患、アルツハイマー病などの老人性疾患、ペインクリニックなども従来にもまして力を入れていきたいと思います。
そしてもう一つ、今後の大きな柱として、がんの健診機能もより充実したものにしていきたいと考えており、ハード面でも健診室の改築作業を進めております。また当院にはPETも整備されておりますので、さまざまながんの早期診断にも対応できるものと考えています。
最後のスライドで、院長としてのジレンマと申しますか、正直な気持ちを述べたいと思います。
ここにご出席の先生方を含めて、全ての医療者はすべからく患者さんの希望や期待に沿った医療をやりたいと思っているはずです。ところが現代の医療は、さまざまな制約の中で行わざるをえません。そして診療報酬改定や消費税の増税など経営面での難関も立ちはだかります。
職員は皆さん一人一人、真面目に一生懸命に日常業務と取り組んでいます。それでも経営は厳しくなり、尻を叩くことが多くなっております。南風病院の現在の選択は正しいのか、時々自問自答しますが、これは歴史が決めることになります。効率化を進めながらも、それでも「人にやさしくあたたかく」の理念は堅持していきたいと考えております。
今後とも、皆様方のご支援を切にお願いいたします。
