「さわやか倶楽部」つながり(後)(2016/04/20)
当日、私は18時前に病院を出発し、仙巌園まで歩いて出かけることにした。10号線を加治木方面へと向かうわけで自動車では30年間も往復した道路である。ところが歩いたことはほとんどなく、途中の鳥越トンネル(367メートル)などは小学校の遠足以来かも知れない。トンネルの中は車道の脇に40センチほどの歩道がついているが、人が一人通れるほどの幅である。車がひっきりなしに走って凄い轟音である。南風病院から30分ほどで着いたが、歩くという発想ももとを糺せば「万歩計」のお蔭といえよう。
仙巌園の前には鶴丸さんが迎えに出てきてくれており、島津興業の方と3人で桜華亭に向かった。私はここで食事するのは初めてであったが、桜島を眺めながら薩摩の郷土料理は格別である。一面ガラス張りの窓からは桜島が綺麗に眺められ、係の人の話ではこの建物自体が桜島に並行に建てられたのだという。
この夜の会話は楽しく、飲んだ勢いもあって、私が一番しゃべったようで恐縮している。時代をほぼ共有しており、目的も同じで、穏やかな距離感での付き合いであり、そのような状況下での会話は楽しい。
明日取材対象だというニンニク卵黄の「てまひま堂」に始まって、私の恩師のこと、有馬さんの会社の発刊した本「高齢者向け住まい&介護に備える」(アール・シップ社)のこと、6月に刊行予定の鹿児島銀行の「さわやか倶楽部」のことなど話は際限なく広がっていった。有馬さんと鶴丸さんはラ・サール高校からの60年以上の付き合いになるわけで、兄弟を通り越した仲の良さにお見受けする。ファーストネームで呼び合いながら、あうんの呼吸で通じる二人を眺めていると、竹馬の友というのはいいものだなあと感じることだった。
21時前にお開きとなり、さすがに歩いて帰ることはやめてタクシーに乗った。
翌朝、有馬さんの経営する出版社から刊行した本の、書評を頼まれていたことを思い出した。そこで「高齢者向け住まい&介護に備える」を取り出して読んでみると、実に実際的で具体的で「いい本」であることがわかった。そこで早速「書評」を書いて日本病院会雑誌に、旧知の大内さんを通じて頼むことにした。すると早速、その日のうちに学術部の鈴木さんという方から下記のような返事をもらった。一日のやり取りでここまで進んだのは初めてであり、有馬さんに少しでもお役にたてればと願っている。
いつもご指導いただきありがとうございます。日本病院会学術部の鈴木です。書評の原稿ありがとうございました。書評はなかなか書いていただける方が少なく苦慮しておりますので感謝申し上げます。日本病院会雑誌は広報課ではなく学術部の私が担当しておりますのでこちらで対応させていただきます。
高齢者の医療を考える際に、その方の生活の場や置かれた環境も考えていかないと、患者にとって最良の医療を提供することは出来ないのではと常々思っております。これからは一方的な医療の提供ではなく、患者の生活の中での適切な医療が求められると思いますので、このような書物が有用になると感じました。 ありがとうございました。出来れば5月号掲載と思っております。後日、雑誌編集をいたくしております「中和印刷」から校正原稿の確認をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
取り急ぎお礼申し上げます。
一般社団法人日本病院会 学術部 鈴木 久之
仙巌園の前には鶴丸さんが迎えに出てきてくれており、島津興業の方と3人で桜華亭に向かった。私はここで食事するのは初めてであったが、桜島を眺めながら薩摩の郷土料理は格別である。一面ガラス張りの窓からは桜島が綺麗に眺められ、係の人の話ではこの建物自体が桜島に並行に建てられたのだという。
この夜の会話は楽しく、飲んだ勢いもあって、私が一番しゃべったようで恐縮している。時代をほぼ共有しており、目的も同じで、穏やかな距離感での付き合いであり、そのような状況下での会話は楽しい。
明日取材対象だというニンニク卵黄の「てまひま堂」に始まって、私の恩師のこと、有馬さんの会社の発刊した本「高齢者向け住まい&介護に備える」(アール・シップ社)のこと、6月に刊行予定の鹿児島銀行の「さわやか倶楽部」のことなど話は際限なく広がっていった。有馬さんと鶴丸さんはラ・サール高校からの60年以上の付き合いになるわけで、兄弟を通り越した仲の良さにお見受けする。ファーストネームで呼び合いながら、あうんの呼吸で通じる二人を眺めていると、竹馬の友というのはいいものだなあと感じることだった。
21時前にお開きとなり、さすがに歩いて帰ることはやめてタクシーに乗った。
翌朝、有馬さんの経営する出版社から刊行した本の、書評を頼まれていたことを思い出した。そこで「高齢者向け住まい&介護に備える」を取り出して読んでみると、実に実際的で具体的で「いい本」であることがわかった。そこで早速「書評」を書いて日本病院会雑誌に、旧知の大内さんを通じて頼むことにした。すると早速、その日のうちに学術部の鈴木さんという方から下記のような返事をもらった。一日のやり取りでここまで進んだのは初めてであり、有馬さんに少しでもお役にたてればと願っている。
いつもご指導いただきありがとうございます。日本病院会学術部の鈴木です。書評の原稿ありがとうございました。書評はなかなか書いていただける方が少なく苦慮しておりますので感謝申し上げます。日本病院会雑誌は広報課ではなく学術部の私が担当しておりますのでこちらで対応させていただきます。
高齢者の医療を考える際に、その方の生活の場や置かれた環境も考えていかないと、患者にとって最良の医療を提供することは出来ないのではと常々思っております。これからは一方的な医療の提供ではなく、患者の生活の中での適切な医療が求められると思いますので、このような書物が有用になると感じました。 ありがとうございました。出来れば5月号掲載と思っております。後日、雑誌編集をいたくしております「中和印刷」から校正原稿の確認をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
取り急ぎお礼申し上げます。
一般社団法人日本病院会 学術部 鈴木 久之
