剣道 勝負への道(2016/07/14)
この度、會田彰先生が「剣道 勝負への道」という本を出版され、その祝賀会が7月9日(土)、ウエルビュー鹿児島で開催された。
開始時刻は17時になっていたが、主役の會田先生が、当日開催された南九州地区4県大学の剣道大会の審判長で講評などもあり、進行が少し遅れているということで祝賀会の開催も30分ほど遅れてしまった。この祝賀会の参加者は県内の剣道関係者で、鹿児島大学剣道部とそのOB(櫻剣会)、県庁剣道部、京セラ剣道部、学剣連、蒲生・指宿・玉龍・甲南高校、志學館大学、快打会などである。
発起人の櫻剣会会長の白石さん(鹿児島市総務部長)の挨拶の後、祝辞を私と月岡さん(スキージャーナル編集長)、早瀬さん(作家)が行った。
私は「會田先生との出会いは、平成2年に遡ります。当時先生は県立加治木養護学校の校長として赴任され、私は平成3年から南九州病院の副院長に就任したので、公的には養護学校の入学式や卒業式、運動会での挨拶からさまざまな会合での宴会など、一緒に居る機会が多いでした。以降先生とはゴルフをはじめさまざまな機会に一緒にいることも多いでしたが、本当に多芸な人で、話術や講演は上手いし、カラオケ、ゴルフ、そして書字もうまいときています。もちろん剣道の方は、達人の域に達しているのではないでしょうか」などと祝辞を送った。
會田先生と剣道との出会いは甲南高校2年の時に、教育者で剣士でもあった父親の影響で、バレー部から剣道部に移籍(戦後は進駐軍の方針で、学校での剣道は禁止されており、再開が許されたのは昭和28年だという)したことに始まる。天性の素質と父親の指導で瞬く間に頭角をあらわし、3年の時には鹿児島県の個人戦で優勝、そして鹿児島大学に進学後2年次には、日米親善学生剣道使節団日本代表として、13人の一人として選出されている。先生の話では、夕食後毎日、父親から割り箸を竹刀にみたてて間合いの取り方などを教えてもらったという。大学卒業後、高校の保健体育の教師となり、その卓越した指導力で赴任した高校ではいずれも素晴らしい戦績をあげられた。ご自身も昭和43年に、第10回全国教職員剣道大会で個人優勝されており、また昭和47年の全国選抜都道府県対抗剣道大会で団体優勝するなどの輝かしい剣歴を持っている。
先生の剣道を語るとき、人づてに聞くところではその立ち姿や振る舞いに気品があり、観る者を感動させるのだという。まさに武道の持つ奥義を顕していたようで、そのスタイルは上段の構えである。若い頃、対戦した相手の話を聞いたことがあるが、一寸の隙もなく挙動を読むことがうまく、蛇に睨まれた蛙のようなものだったとか。
會田 彰の「勝負十二訓」というものがある。
1 心で勝負する:戦いは気迫、油断するな、迷うな
2 眼と頭で勝負する:相手の癖を見抜き、試合の展開を読み、試合運びを組み立てよ
3 足で勝負する:前足で攻め、後ろ足は常に戦闘態勢を整えておけ、動くために動くな、
4 剣先で勝負する:正中線を常に確保せよ、相手と握手する感じで剣先を合わせる
5 技で勝負する:仕掛け技だけでなく、相手の攻め技に立ち向かい、前で裁く技を持て
6 得意技で勝負する:仕掛けと裁きの技を一つずつ持ち、その技を使う展開に持ちこめ
7 後打ちで勝負する:打ち出したら最後の打突は自分で
8 間合いで勝負する:常に本番の間合いで稽古しておけ
9 経験で勝負する:これまでに経験した試合や稽古の内容を生かせ
10 健康な心身で勝負する:心身の健康には万全の気配りを
11 品性で勝負する:起居振る舞いに品性を持て
12 素直さで勝負する:周りの人の指導助言を素直に聞け
長年の経験から生みだされた勝負師の貴重な教えであり、私のような門外漢があらためて付け加えることはあるまい。剣道での教えは、人生の教えにも通じる部分が多い。
開始時刻は17時になっていたが、主役の會田先生が、当日開催された南九州地区4県大学の剣道大会の審判長で講評などもあり、進行が少し遅れているということで祝賀会の開催も30分ほど遅れてしまった。この祝賀会の参加者は県内の剣道関係者で、鹿児島大学剣道部とそのOB(櫻剣会)、県庁剣道部、京セラ剣道部、学剣連、蒲生・指宿・玉龍・甲南高校、志學館大学、快打会などである。
発起人の櫻剣会会長の白石さん(鹿児島市総務部長)の挨拶の後、祝辞を私と月岡さん(スキージャーナル編集長)、早瀬さん(作家)が行った。
私は「會田先生との出会いは、平成2年に遡ります。当時先生は県立加治木養護学校の校長として赴任され、私は平成3年から南九州病院の副院長に就任したので、公的には養護学校の入学式や卒業式、運動会での挨拶からさまざまな会合での宴会など、一緒に居る機会が多いでした。以降先生とはゴルフをはじめさまざまな機会に一緒にいることも多いでしたが、本当に多芸な人で、話術や講演は上手いし、カラオケ、ゴルフ、そして書字もうまいときています。もちろん剣道の方は、達人の域に達しているのではないでしょうか」などと祝辞を送った。
會田先生と剣道との出会いは甲南高校2年の時に、教育者で剣士でもあった父親の影響で、バレー部から剣道部に移籍(戦後は進駐軍の方針で、学校での剣道は禁止されており、再開が許されたのは昭和28年だという)したことに始まる。天性の素質と父親の指導で瞬く間に頭角をあらわし、3年の時には鹿児島県の個人戦で優勝、そして鹿児島大学に進学後2年次には、日米親善学生剣道使節団日本代表として、13人の一人として選出されている。先生の話では、夕食後毎日、父親から割り箸を竹刀にみたてて間合いの取り方などを教えてもらったという。大学卒業後、高校の保健体育の教師となり、その卓越した指導力で赴任した高校ではいずれも素晴らしい戦績をあげられた。ご自身も昭和43年に、第10回全国教職員剣道大会で個人優勝されており、また昭和47年の全国選抜都道府県対抗剣道大会で団体優勝するなどの輝かしい剣歴を持っている。
先生の剣道を語るとき、人づてに聞くところではその立ち姿や振る舞いに気品があり、観る者を感動させるのだという。まさに武道の持つ奥義を顕していたようで、そのスタイルは上段の構えである。若い頃、対戦した相手の話を聞いたことがあるが、一寸の隙もなく挙動を読むことがうまく、蛇に睨まれた蛙のようなものだったとか。
會田 彰の「勝負十二訓」というものがある。
1 心で勝負する:戦いは気迫、油断するな、迷うな
2 眼と頭で勝負する:相手の癖を見抜き、試合の展開を読み、試合運びを組み立てよ
3 足で勝負する:前足で攻め、後ろ足は常に戦闘態勢を整えておけ、動くために動くな、
4 剣先で勝負する:正中線を常に確保せよ、相手と握手する感じで剣先を合わせる
5 技で勝負する:仕掛け技だけでなく、相手の攻め技に立ち向かい、前で裁く技を持て
6 得意技で勝負する:仕掛けと裁きの技を一つずつ持ち、その技を使う展開に持ちこめ
7 後打ちで勝負する:打ち出したら最後の打突は自分で
8 間合いで勝負する:常に本番の間合いで稽古しておけ
9 経験で勝負する:これまでに経験した試合や稽古の内容を生かせ
10 健康な心身で勝負する:心身の健康には万全の気配りを
11 品性で勝負する:起居振る舞いに品性を持て
12 素直さで勝負する:周りの人の指導助言を素直に聞け
長年の経験から生みだされた勝負師の貴重な教えであり、私のような門外漢があらためて付け加えることはあるまい。剣道での教えは、人生の教えにも通じる部分が多い。
