五木寛之の「語りおろし全集」(1)(2016/09/05)
私が五木寛之の「語りおろし全集」(CD全12巻)を注文したのは、多分に衝動買いに近いものだった。NHK eテレ「団塊スタイル」(金曜日午後8:00-8:45放送 、2016年1月29 日)をみているうちに、五木の語りや内容がすごく面白かったので、まとめて聞いてみたいと思ったからである。今まで五木の生の講演は3度ほど拝聴したことが、さすがに滑舌で人を引き付ける巧い語りだった。五木の小説はあまり読んでいないが、随筆はよく読んでいる。
そのeテレの要約では「作家生活50年以上、83歳となった今もますます健筆をふるう五木寛之さん。精力的な活動はまだまだ顕在だ。数々の連載を抱え、ラジオのレギュラー番組をもち、講演会で全国をとびまわる。そんな五木さんの元気の源となっているのが養生。自分の体の声に耳を傾け、ユニークな健康法を実践している。
今回、五木さんの人となりを作ってきたものは何だったのかというテーマにも迫り、戦後の引き揚げ体験が、五木さんを休筆に追い込むほど苦しめてきたことなど、人生ストーリーを語っていただく。さらには、これからの高齢社会のあり方を嫌老社会という言葉で論じ、老いや死について、団塊の世代へのメッセージを発信。視聴者からのアンケートに五木さんが答えるコーナーも設け、五木さんの人生観、死生観に迫った」というもので、聞き手は風吹ジュンと国井雅比古アナウンサーであった。
さてCDが届いてからというもの、ひたすら車の中でエンドレスに聴き続けている。家内などは辟易して「他に何かないの」と苦情を言っているが、お構いなしに聴きつづけている。その中から気に入ったものをいくつか紹介してみたい。
ところで12巻のタイトルは、次のようなものである。
第1巻 私を支えてくれた言葉、第2巻 朝顔は闇の底に咲く、第3巻 語らざれば憂いなきに似たり、第4巻 地獄を生き抜いた人々、第5巻 共感共苦の世界へ、第6巻 癌細胞の苦しみ、第7巻 酒はこれ亡憂の名あり、第8巻 「青い鳥」のゆくえ、第9巻 見えない風に吹かれて、第10巻 歓ぶこと悲しむこと、第11巻 言葉と物語の世界、第12巻 人はみな大河の一滴。
話される内容から類推すると、いずれも60歳代に録音されたもののようでちょっとがっかりしたが、基本的な考え方は今と変わっていないようである。
その中から第8巻 「青い鳥」のゆくえでは、あの有名なメーテルリンクの「青い鳥」についての語りである。「古い時代の物語が、私たちの現代の生活と重なり合うことがある。謎めいた雰囲気の中に何かを感じさせる、その何かを感じるものこそ本当の意味での真実というものではないだろうか」ということであるが、「青い鳥」に行き着くまでに、3つの話を紹介している。
そのeテレの要約では「作家生活50年以上、83歳となった今もますます健筆をふるう五木寛之さん。精力的な活動はまだまだ顕在だ。数々の連載を抱え、ラジオのレギュラー番組をもち、講演会で全国をとびまわる。そんな五木さんの元気の源となっているのが養生。自分の体の声に耳を傾け、ユニークな健康法を実践している。
今回、五木さんの人となりを作ってきたものは何だったのかというテーマにも迫り、戦後の引き揚げ体験が、五木さんを休筆に追い込むほど苦しめてきたことなど、人生ストーリーを語っていただく。さらには、これからの高齢社会のあり方を嫌老社会という言葉で論じ、老いや死について、団塊の世代へのメッセージを発信。視聴者からのアンケートに五木さんが答えるコーナーも設け、五木さんの人生観、死生観に迫った」というもので、聞き手は風吹ジュンと国井雅比古アナウンサーであった。
さてCDが届いてからというもの、ひたすら車の中でエンドレスに聴き続けている。家内などは辟易して「他に何かないの」と苦情を言っているが、お構いなしに聴きつづけている。その中から気に入ったものをいくつか紹介してみたい。
ところで12巻のタイトルは、次のようなものである。
第1巻 私を支えてくれた言葉、第2巻 朝顔は闇の底に咲く、第3巻 語らざれば憂いなきに似たり、第4巻 地獄を生き抜いた人々、第5巻 共感共苦の世界へ、第6巻 癌細胞の苦しみ、第7巻 酒はこれ亡憂の名あり、第8巻 「青い鳥」のゆくえ、第9巻 見えない風に吹かれて、第10巻 歓ぶこと悲しむこと、第11巻 言葉と物語の世界、第12巻 人はみな大河の一滴。
話される内容から類推すると、いずれも60歳代に録音されたもののようでちょっとがっかりしたが、基本的な考え方は今と変わっていないようである。
その中から第8巻 「青い鳥」のゆくえでは、あの有名なメーテルリンクの「青い鳥」についての語りである。「古い時代の物語が、私たちの現代の生活と重なり合うことがある。謎めいた雰囲気の中に何かを感じさせる、その何かを感じるものこそ本当の意味での真実というものではないだろうか」ということであるが、「青い鳥」に行き着くまでに、3つの話を紹介している。
