健診模様(10)(2017/04/24)
40歳代半ばのこの男性、標準体重から10キロもオーバーしている。私の定式からは「当然のこと単身赴任だ!」と読んだのだが、聞いてみると市の中心部からはかなり離れているとはいえ市内の支店である。
「だとすると、奥さんが無頓着なのか、飲み方が多いのか、セルフコントロールをおろそかにしているのか・・・」と思いながら話を進めていく。すると「ある事情」を相手の方から切り出して、突如しんみりとした会話になっていった。
「6年前に家内を、がんで亡くしましてねえ。39歳でした。現在、高校三年生と2年生、中学一年生の子がいるのですが、全部男の子なんですよ」という。「そうなると、やっぱり焼き肉などの肉中心の料理になりますよね。でも料理は自分でなさるのですか」と聞くと、「この6年、3食ともほとんど自分で作ってきました。でもやはり手のかからない簡単なものになりますね」と言われる。余計なことだとは思いながら「再婚は考えなかったのですか・・・でも子供の年を考えると、それも大変ですかね」と話が進んでいく。このことについては深追いをせず、「あと数年がんばったら、子育てという点では楽になりますし、それからで遅くなないですし」。
きっと6年の歳月が薬となって深刻な状況を少しずつ薄めて、話を淡々としたものに変えてくれているのかも知れない。きちんと状況をわきまえた冷静な話しぶりに好感が持てたし、凄い人だと感心した。人間の価値は苦境の中でどのように生きるかで決定する。会社の方も事情を考慮してか、家から通勤できる範囲の異動に留めているようである。
今後とも心からのエールを送りたいと思った。
「だとすると、奥さんが無頓着なのか、飲み方が多いのか、セルフコントロールをおろそかにしているのか・・・」と思いながら話を進めていく。すると「ある事情」を相手の方から切り出して、突如しんみりとした会話になっていった。
「6年前に家内を、がんで亡くしましてねえ。39歳でした。現在、高校三年生と2年生、中学一年生の子がいるのですが、全部男の子なんですよ」という。「そうなると、やっぱり焼き肉などの肉中心の料理になりますよね。でも料理は自分でなさるのですか」と聞くと、「この6年、3食ともほとんど自分で作ってきました。でもやはり手のかからない簡単なものになりますね」と言われる。余計なことだとは思いながら「再婚は考えなかったのですか・・・でも子供の年を考えると、それも大変ですかね」と話が進んでいく。このことについては深追いをせず、「あと数年がんばったら、子育てという点では楽になりますし、それからで遅くなないですし」。
きっと6年の歳月が薬となって深刻な状況を少しずつ薄めて、話を淡々としたものに変えてくれているのかも知れない。きちんと状況をわきまえた冷静な話しぶりに好感が持てたし、凄い人だと感心した。人間の価値は苦境の中でどのように生きるかで決定する。会社の方も事情を考慮してか、家から通勤できる範囲の異動に留めているようである。
今後とも心からのエールを送りたいと思った。
