健診模様(9)(2017/04/21)
当院の健診用の用紙は数枚束ねられているが、冒頭には身長と体重が書かれている。私はまず、その値から「健診者の体型を想像」しながら診察室で待つことにしている。次に身長(cm)から100を引いて、0.9を掛ける日本式の簡易な標準体重の算出方法を試みて、健診者が丸椅子に座られるのを待つ。ところがこの方法を適用すると、50歳以上の成人では多くの人が体重オーバーになってしまう。
ある50代の男性、みるからに小太りで、いわゆる標準体重を数キロオーバーしている。それを指摘すると「私はこの体重がベストなんです。若い時からほとんど変化はありません。昔、先生の指導で数キロ体重を落とした時には、どうも体調がよくありませんでした」と言われる。逆に、30代後半の男性、背が高くやせ形で、標準体重より少し軽い体型である。聴診するために上着をあげてもらうと、肋骨が浮き出てどこか貧相な感じさえ受けてしまう。
人間には文字通り骨が太くて骨格ががっしりしている「骨太」体型の人もいれば、骨が細くきゃしゃな「骨細」体型の人もいるものである。その人なりの、理想的な体型と体重というものがありそうで、体重だけで判断できるほど単純なものではないのかも知れない。ただ体重過多の人は脂肪肝で軽い肝機能障害がみられ、尿酸値や中性脂肪、悪玉コレステロールの高値の人が多いのは事実である。
ところで標準体重は健康指数を示す数値であるが、体内に含まれる脂肪の割合を判定しているわけではない。標準体重でも脂肪の割合の高い"かくれ肥満"の恐れもあるし、逆に体重は多くても筋肉量の多い過体重の人もいる。
また肥満度の指標として国際的にはBMIというものが良く使われる。体格を相対評価したもので、体重(Kg)÷(身長m×身長m)で求められる。基準値は男性が22.0、女性が21.0で、統計的にみて最も病気にかかりにくい健康的な数値とされ、この数値から離れるほど有病率が高くなる傾向にある。世界保健機関(WHO)や欧米などでは、BMI 18.5~25未満をNormal range(理想範囲)と定めている。
ある50代の男性、みるからに小太りで、いわゆる標準体重を数キロオーバーしている。それを指摘すると「私はこの体重がベストなんです。若い時からほとんど変化はありません。昔、先生の指導で数キロ体重を落とした時には、どうも体調がよくありませんでした」と言われる。逆に、30代後半の男性、背が高くやせ形で、標準体重より少し軽い体型である。聴診するために上着をあげてもらうと、肋骨が浮き出てどこか貧相な感じさえ受けてしまう。
人間には文字通り骨が太くて骨格ががっしりしている「骨太」体型の人もいれば、骨が細くきゃしゃな「骨細」体型の人もいるものである。その人なりの、理想的な体型と体重というものがありそうで、体重だけで判断できるほど単純なものではないのかも知れない。ただ体重過多の人は脂肪肝で軽い肝機能障害がみられ、尿酸値や中性脂肪、悪玉コレステロールの高値の人が多いのは事実である。
ところで標準体重は健康指数を示す数値であるが、体内に含まれる脂肪の割合を判定しているわけではない。標準体重でも脂肪の割合の高い"かくれ肥満"の恐れもあるし、逆に体重は多くても筋肉量の多い過体重の人もいる。
また肥満度の指標として国際的にはBMIというものが良く使われる。体格を相対評価したもので、体重(Kg)÷(身長m×身長m)で求められる。基準値は男性が22.0、女性が21.0で、統計的にみて最も病気にかかりにくい健康的な数値とされ、この数値から離れるほど有病率が高くなる傾向にある。世界保健機関(WHO)や欧米などでは、BMI 18.5~25未満をNormal range(理想範囲)と定めている。
