50年後の世界(2017/08/28)
50年後の世界(2017/08/28)
今月の8月8日に生まれた息子の子どもに会いに、熊本に行くことになった。私たち夫婦にとっては4人目の孫ということになる。タクシーの運転手さんが「雲一つないですね」と言われていたが、快晴の初秋の朝である。 8月20日、9時02分発のみずほ604号で鹿児島中央駅を出発、9時45分に熊本駅到着、豊肥本線に乗り換えて光の森駅に10時28分到着した。駅には息子と湛梧君が車で迎えに来てくれていた。そこから15分ほどで、嫁さんの実家の泗水町に着いた。 家の中に入ると、今の片隅の小さな敷布団に蓮梧君は寝ていた。生まれてまだ2週間も経っていないので、文字通りの赤ちゃんであるが、すやすやとよく寝ている。湛梧君にも少し似ているようだが、ちょっときつそうな顔貌である。 お昼は寿司や馬刺しなどのご馳走で、昼間からビールもたっぷり頂いた。この辺りは311地震地の真上に近かったので、大変な揺れ方だったようである。全壊も覚悟されたようであるが、瓦などが落ちただけで済んだようである。その後で、飼っているメダカの水槽も見せてもらったが、地震の時には半分ほどの水槽が被害を受けたという。 赤ちゃんの寝顔を見ていると、見飽きない。その寝顔を見ながらこの子供たちの50年後はどのような世界になっているのだろうかと考えてしまう。 2013年のNHK朝ドラ「あまちゃん」以来、久し振りに「ひよっこ」を楽しんでいる。このドラマの時代がちょうど50年前にあたり、私の高校時代から大学にかけての頃に合致する。当時の景色や暮らし振りが面白く、家の調度品や電化製品などをみるたびにいろいろな思い出と共に、当時のことが鮮やかに蘇ってくる。鼻の付いたバスなどは、故郷の頴娃を走っていたバスそのものである。 さてこれからの50年後の世界はどうなっているだろうか。 地球的には温暖化で、平均気温が2~3度上昇するのではないかという予測もある。そうなると、広範囲でサンゴ礁が死滅し、毎年数百万人の沿岸洪水にあうという可能性も指摘されている。化石燃料の大量消費だけがその原因とは思われないが、トランプアメリカ大統領地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」から離脱した。 また人口動態では、厚生労働省は2065(平成77)年の日本の人口が、最も実現性が高いとされるケースで8808万人まで減るとする将来推計人口を発表した。平均寿命は、男性が84.95歳、女性が91.35歳まで伸びる。高齢化率は53年に38%を超え、それ以降は38%台前半で推移する。あくまで予測値であるが、人口動態はかなり確度の高いものと思われる。 もっとも予測しがたいのが国際情勢である。今年の終戦の日にも天皇陛下は「非戦」の決意と「深い反省」のお言葉を述べられたが、日本を取り巻く東アジアの情勢は極めて不安定となっている。今後、北朝鮮、中国、ロシアとうまくやって行けるか、日本の政治情勢も気にかかるところである。幸い、私の人生には「戦争」というものを経験せずに済んだ。当然のように思っているが、世界史的には極めて稀なことなのである。やはり平和憲法の存在が大きかったということになる。
