Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

京都での世界神経学会(後)(2017/09/22) 

17日の日曜日、どんよりした曇り空だが雨は降っていない。近くのコンビニからパンなどの朝食を買ってくる。風はやや強いが、体にちょうど心地よい。台風情報をスマートフォンでチェックしてみると、鹿児島県の南九州市(故郷の頴娃町)に上陸し鹿児島市を台風の中心が通過したようで心配になる。ただ東シナ海をゆっくり進んである間に、台風の勢力は大分落ちたようで何よりである。
 この日は夕方、開会式があり皇室からもお見えになるということで、入場するときには警戒警備と個人の認証が行われた。まず写真付き証明書(運転免許証など)が必要で、荷物のチェックも行われた。ただそれほど念入りではなかったので、長い列をなすようなことはなかった。
 会場では神経疾患アラカルト的セクションや多発性硬化症の研究を聴講した。今回の発表は全て英語で行われたが、驚くのは発表者がネイティブに近い流ちょうな英語を話す人が多いことである。帰国子女も増えているのかも知れないが、日常生活で英語に触れる機会が多くなったからだろう。また京都の街を歩いてびっくりするのは外国人の多さである。鹿児島でも増えたと思っていたが、その比ではない。国際化は着実に進んでおり、いいことである。
 夜はひょんな経緯から合志さんと食事をすることになった。16日、鹿児島空港に着いた時に合志さんから、ラインを通じて変なメッセージが届いた。どうも人間違いメールのようであるが、これもなんかの巡り合わせかもと思って連絡した。合志さんは朝日新聞大阪本社に務めているが、住まいは京都だと聞いていたからである。
 合志さんとの付き合いは、十数年前に遡る。私が南九州病院に勤めていた頃、彼がasahiパソコンに在籍していた時に、筋ジス病棟の出水君たちの天体観測クラブの取材に来られたことがあった。その後、石橋悦子の取材、そして敏秀追悼登山にも付き合ってもらった。さすがチョンガー歴が長いだけあって、ゴーヤチャンプルの手料理など際立った冴えをみせていた。また同じトラ仲間ということも災いして、東京ドームなどで一緒に観戦ツアーを組んでもらったこともある。出版界にいるため面白い人脈もあり、日経メディカルの児玉さんや集英社の伊藤さんなど、「面白く翔んでる」女性なども紹介してもらった。また朝日ビジュアルシリーズの「仏教新発見」では編集人を務め、法隆寺に始まり興福寺、薬師寺、東大寺、唐招提寺、金峯山寺、延暦寺、金剛峯寺、東寺、清水寺など30冊を刊行している。「合志」という姓でもわかるように熊本の出自で、人の縁というのは不思議なものである。
 この夜は台風の通過ということもあって京都駅構内のそば屋で、合志さんと食事をとった。久しぶりの歓談で積もる話題も多く、昔話に花が咲いた。
 翌朝は早く目が覚めた。伊丹空港発の早い便に変更したかったが、一便は既に満席になっていたが、運よく二便に変更ができた。気流も安定しており、台風一過の秋晴れである。この便のパイロットは親切で窓の外にひろがる風景の解説などしてくれた。桜島がちょうど噴火した時で、機内からの写真も撮れた。