Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

京都での世界神経学会(前)(2017/09/21) 

今年は日本列島に襲来する台風の当たり年で、個人的には偶然とはいえ2回の出張と重なってしまった。
 一回目は8月5日の東京でのALSフォーラムで、この時には一日余計に東京のホテルで過ごす羽目になった。そして今回の出張は京都の世界神経学会で、秘書で気象予報士の鳥居さんの助言も参考にしながら、さまざまな状況を想定して飛行機の便とホテルの予約を選択した。
 大型で非常に強い台風18号が東シナ海から日本列島に向けて移動しつつあった9月16日、伊丹行きの朝7時35分鹿児島空港発を予約していた。当日の朝、3時ごろ台風の動きも気になって、飛行機の運航状況をスマートフォンでチェックしたところ、私の乗る便は「機材繰りができずに欠航」ということである。台風によるものだったら納得がいくが、機材繰りで欠航とは困ったものである。最近のANAは定時運行に関しても遅延が多いようで、コンプライアンスが疑われる。幸い9時10分発に変更できたので、高速バスで空港まで行くことにした(ひょっとすると、帰りは新幹線になることも想定して)。
 天文館を6時50分発の吉野経由の空港バスに乗って、8時前に空港に着いた。ANAの搭乗手続きカウンターに10分ほど並んで、係の人の説明では、「7時35分発のお客さんのために8時55分に臨時便が就航します・・・ただプロペラ機となりますが」と言うこと。9時10分発より10分ほど早く着く予定となるので「そのようにしてください」と返答した。「一時間ほどお待ち頂くことになりますので」と言うことで、1000円の食事券をもらったがまだ多くのレストランは閉まっており、時間も限られていたのでスパゲティをかけ込んだ。
 このプロペラ機は定刻に出発し定時に到着したが、雲の中の飛行でずっとゆれっぱなしだった。パソコンを開いたが、さすがに使う気になれなかった。
 伊丹空港からは高速バスで京都に、今回宿泊予定の京都駅近くのエルインに荷物を預け、そのまま京都国際会議場に地下鉄で向かった。時々横殴りの小雨が降っているが、まだ台風の影響は少ない。京都には南九州病院時代に、筋ジス・重心の定例会がよく開かれていたので、比較的頻回に訪れた街である。また宇尾野先生、佐橋先生と組織細胞化学学会が開催されたときや5年前の定年の時にも家族で訪れたことなど、それぞれに思い出がある。3年ほど前には、「井形先生を囲む会」が京都で開かれたこともある。
 国際会議場駅から会場までは地下道と屋根が取り付けられているので雨に濡れなくて済む。国際会議場へ来るのは久しぶりだが、今まで何度かここで発表や座長をしたこともある。四方を山に囲まれ、会場の真ん中を川が流れており、静かに学問を究めるには絶好の環境である。
 受付は事前予約(700ドルで、当時のレートで84000円余り、当日は900ドルで、軽く10万円を超える)を済ませていたのでスムースに行われた。その後の認定医の更新も事務的に簡単に行われるようになっている。この後、「患者さんとともに神経疾患を考える」のセクションなどに出席した。