ボリビアの密林に散ったフレディ前村の光跡(3)(2017/10/25)
☆ 鹿児島県臨床工学技士会研究会
ここで話が変わる。
10月15日、鹿児島県臨床工学技士会の第24回の研究会の講師を頼まれていた。今回は南風病院の技師長の前村さんが大会長ということで、院内食堂の「そら」で昼食の時に「ついで」に頼まれたのである。当日は電車に乗って郡元で降りて、会場の自治会館まで歩いて行った。講演の内容を「こころと身体の健康」としたので、また万歩計の歩数を稼いでおきたという思惑もあった。
私の講演は11時20分からで、10時半過ぎに着いたので控室で待たせてもらった。幸いにもまだ雨は降っていない。
講演の冒頭にも話させてもらったが、私と臨床工学技士との接点は、南九州病院時代に遡る。初めてこの職種を本採用したのは、当時、人工呼吸器の患者が多くなり、呼吸器の保守管理や指導についてはやはり専門職種だと考えたからである。田中誠君という若い臨床工学技士を採用したが、真面目で優秀で、全国の研究会でも何度も発表していた。
南風に異動してからは、透析患者が多いということもあり、臨床工学技士は病院の運営では大きな力となっている。最近ではロボット手術の操作などでも力を発揮しており、その活躍の場も広がっている。私が代表世話人を務めている鹿児島県セイフティマネジメント研究会では、鹿児島大学病院の谷口技師長が世話人の一人である。聞いたところではこの技士会には県下の病院の300人余りの技師が名前を連ねており、今日はその半数強の会員が参加しているという。
今回の講演でどのようなテーマで話せばいいのか、前村技師長とも話し合った時、当初は医療安全を考えていた。ただこの講演は県民公開講座も兼ねているということを聞いて、「いのち」についてとタイトルを変えた。講演では前村技師長に座長をしてもらったが、一時間ほどの間、熱心に耳を傾けてもらった。
前日、新聞記事を読んで、講演の後に昼から映画を観に行こうと考えていた。「エルネスト」という映画が、TOHOシネマズ与次郎で公開中と書かれていたからである。自治会館からは歩いて行ける距離だから、雨が降っていなかったら歩こうと考えていた。講演の後に昼食をみんなで食べたので、12時40分の映画の開始時間には間に合わなくなったので、やむなくタクシーに飛び乗った。着いた時には映画は始まっており、券売機は閉まっていた。係員に頼むと、直接チケットを売ってくれて入らせてもらった。ひょっとして満席かもと思ったが、館内は閑散としており、ゆっくり鑑賞することができた。考えるまでもなく、観客を動員できるような内容の映画ではない。
ところでこの映画のタイトルである「エルネスト」は、「真剣」という意味を持つ言葉だそうである。監督の阪本順治さん(59)は「言語学に詳しい人に聞いたら、もう少し深い意味があったんです」と前置きし、「目的を決めたうえでの“真剣”」という意味が込められているのだという。阪本さんは、3年前からキューバやボリビアでの取材を重ね、キューバ政府の協力も得て映画を完成させた。「日本が高度成長と東京五輪に沸いていた時代、南米に日本人の血が流れ、希望を追求した名もなき医学生がいたことを知ってほしい」と語っている。
ここで話が変わる。
10月15日、鹿児島県臨床工学技士会の第24回の研究会の講師を頼まれていた。今回は南風病院の技師長の前村さんが大会長ということで、院内食堂の「そら」で昼食の時に「ついで」に頼まれたのである。当日は電車に乗って郡元で降りて、会場の自治会館まで歩いて行った。講演の内容を「こころと身体の健康」としたので、また万歩計の歩数を稼いでおきたという思惑もあった。
私の講演は11時20分からで、10時半過ぎに着いたので控室で待たせてもらった。幸いにもまだ雨は降っていない。
講演の冒頭にも話させてもらったが、私と臨床工学技士との接点は、南九州病院時代に遡る。初めてこの職種を本採用したのは、当時、人工呼吸器の患者が多くなり、呼吸器の保守管理や指導についてはやはり専門職種だと考えたからである。田中誠君という若い臨床工学技士を採用したが、真面目で優秀で、全国の研究会でも何度も発表していた。
南風に異動してからは、透析患者が多いということもあり、臨床工学技士は病院の運営では大きな力となっている。最近ではロボット手術の操作などでも力を発揮しており、その活躍の場も広がっている。私が代表世話人を務めている鹿児島県セイフティマネジメント研究会では、鹿児島大学病院の谷口技師長が世話人の一人である。聞いたところではこの技士会には県下の病院の300人余りの技師が名前を連ねており、今日はその半数強の会員が参加しているという。
今回の講演でどのようなテーマで話せばいいのか、前村技師長とも話し合った時、当初は医療安全を考えていた。ただこの講演は県民公開講座も兼ねているということを聞いて、「いのち」についてとタイトルを変えた。講演では前村技師長に座長をしてもらったが、一時間ほどの間、熱心に耳を傾けてもらった。
前日、新聞記事を読んで、講演の後に昼から映画を観に行こうと考えていた。「エルネスト」という映画が、TOHOシネマズ与次郎で公開中と書かれていたからである。自治会館からは歩いて行ける距離だから、雨が降っていなかったら歩こうと考えていた。講演の後に昼食をみんなで食べたので、12時40分の映画の開始時間には間に合わなくなったので、やむなくタクシーに飛び乗った。着いた時には映画は始まっており、券売機は閉まっていた。係員に頼むと、直接チケットを売ってくれて入らせてもらった。ひょっとして満席かもと思ったが、館内は閑散としており、ゆっくり鑑賞することができた。考えるまでもなく、観客を動員できるような内容の映画ではない。
ところでこの映画のタイトルである「エルネスト」は、「真剣」という意味を持つ言葉だそうである。監督の阪本順治さん(59)は「言語学に詳しい人に聞いたら、もう少し深い意味があったんです」と前置きし、「目的を決めたうえでの“真剣”」という意味が込められているのだという。阪本さんは、3年前からキューバやボリビアでの取材を重ね、キューバ政府の協力も得て映画を完成させた。「日本が高度成長と東京五輪に沸いていた時代、南米に日本人の血が流れ、希望を追求した名もなき医学生がいたことを知ってほしい」と語っている。
