Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

南風はつらつ健康クラブ(2017/10/17) 

言わずもがなのことになるが、病院が持続的に健全に発展できるかどうかは地域の信頼を勝ち得ることができるかどうかにかかっている。当院もいつもそのような姿勢で臨んできたが、今回、健診科の阿多さんが中心になって「南風はつらつ健康クラブ(体験型)」を立ち上げ、より地域に貢献できる方法を考えることにした。
 10月12日(木)11時から多喜ホールで、初めての試みとしてこの健康クラブを実施した。事前に申し込みを募っていたが、思いのほかたくさんの人が参加してくださった。まず手始めとして、上町地区の町内会長さんなどに呼び掛けたが、この日は34人の方が参加してくれた。お互いに町内のお年寄りが健康への意識を高めて、寝たきりの高齢者をできるだけ少なくしていこうとの思いがある。
 プログラムは「健口ミニ勉強会~いつまでも若々しいお口のために~」(歯科衛生士の新村美恵さん)、「嚥下体操で食事を楽しく~誤嚥性肺炎を防ぐために、腰掛けてできる簡単な体操~」(言語聴覚士の樋渡健太郎さん)、そして私が簡単な「健康講話」を行い、その後、健康弁当をみんなで頂くことになった。
 私は12時前に会場に着き、部屋に入ると、まず焼酎天国の女将さんに気づいた。その後も、15年ほど前にご主人が南九州病院にパーキンソン病に通っていたという女性、従兄の友人など、狭いコミュニティであることを実感する。
 昼食のテーブルでは、自分の健康管理や四方山話に花が咲く。隣の84歳の方(とてもその歳には見えないが)は小さいころから肉も魚も食べたことがないという。日本舞踊や踊りではこの界隈では有名らしく、特に男型を躍らせたら天下一品だという。ご本人も「何か催し物があったら声をかけてください」と言われた。真向いの方は、「幾つに見えますか」と言われるので、「私のちょっと上かなと言うと、「昭和11年生まれです。主人もなくなって一人暮らしで気ままに生活しています」と言われる。その隣の女性は74歳ということだったが、同じ清水中学の卒業ということで、ローカルな話で盛り上がっていた。
 最後に阿多さんから、「皆さんの名札の裏側がポイントカードになっていて、3回出席されると粗品をお上げします」という説明に、小さな歓声もわいていた。
 第一回目の試みとしては、和気あいあい、楽しい健康クラブとなったようである。今後もこの小さな試みが大きな果実となることを期待している。