Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

11月の3日間第一日(管理者宿泊研修3)(2017/11/29) 

次はPHP787号の裏表紙に書かれていた「育てる」という小文である。よくまとめられている。
 人を教え育てるのは難しい。なかなか効果が上がらなかったり、よかれと思って指導、助言したことが反発を買ったり、逆に相手のためにならなかったりもする。
 指導の仕方、教育のあり方については、古今東西、さまざまに説かれてきた。それらはみな深い人間洞察と経験から紡ぎだされたものであり、大いに参考とすべきであろう。
 しかしそれでも、万人に通用し、これこそが絶対正しいという法則はない。やはり“人を見て法を説く”ように、その人に合ったやり方を試行錯誤しつつ見つけていくよりほかないのである。
 ただどんな場合でも忘れてならないのが、常に相手に関心を寄せ、心からその成長を願うこと。そうした思い、願いさえあれば、いずれこちらの気持ちは相手に伝わり、信頼感が生まれてくる。心を開き、指導、助言にも素直に耳を傾けてくれるようになるにちがいない。
 次のスライドは「リーダーとリーダーシップ」というタイトルにした。
 ・リーダーシップは人それぞれの生き方の問題
 ・リーダーは自らの行動の中で、その積み重ねの結果として成るものである。
 ・リーダーシップは、本を読んで習得するものでも、だれかから教わるものではない。それは私たち一人一人が、自分の生き方の中に発見するものだ。
 ・魅力的な人間であること、リーダーシップはこれに尽きる。
 次のスライドは「コミュニケーションの大切さ」というものである。
 1)ともに働くスタッフ間
 2)患者さん
 基本は
 ・傾聴(相手の話をよく聞くこと)。 相手の気持ちになって
 ・そして何でも、自由に、くつろいで、安心して、気がねなく、本音で話せる 
 次は何度も話してきた「看護は文学である」。
 ・文学(読書)は想像力をもたらす.豊かな想像力が豊かな人格を作る。
 ・相手の気持ちになれる。相手に寄り添う。
 ・読書により疑似体験をたくさん積むことで、感性と知識が豊かになる。
 ・独善的になることなく、広い見方ができる。
 ・患者さんと人生の物語を作るお手伝いができる。
 次に「人間力を高めるためのポイント」である。
 ①相手のことを思いやる・・・相手に思いを巡らすことは、自分が何をすべきかを考える上で最も大切。
 ②自分自身を評価する・・・単なる長所や短所だけでなく、「自分はこういう行動や思考のパターンを取りやすい」といった考察まで踏み込む。
 ③常に自分を高める・・・継続的に高めていく力が大切。特に読書は大切。
 ④素直であること・・・「誰から言われた」ではなく、「言われた内容が自分にとってためになるか」を基準に考える。
 ⑤目標を設定し、実行する力・・・ビジュンを明確にし、その時その時の課題をクリアすることに注力し、仕事を先送りしない。 (ボクシル編集部)