Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

風の会ザビエル文化の集い(1)(2017/11/02) 

第1回の「風の会ザビエル文化の集い」を2017年10月21日に、ザビエル教会で開催することとなった。主催は「風の会ザビエル」で、世話人は岩崎義治さん、郡山勇三郎さん、川涯利雄さんの3人である。
 今回のプログラムは三部構成で、第一部が鼎談「筋萎縮症・がんと闘った吐合美由紀の生き方」で、私と岩崎さん、吐合美智恵さんの三人で受け持つこととなった。美由紀とは長年の付き合いであるし、その生き方をみんなに知ってもらいたい気持ちはあったが、「鼎談」とは仰々しく乗り気はしなかった。でも頼まれてしまったので、やむなく引き受けてしまったが、亡くなって半年、遠くに逝ってしまった美由紀を弔う気持ちもあった。
 第二部が「奄美の心を唄う」で藤明美さん、第三部が「病院がなくても幸せです(夕張市民)」で、森田洋之医師の講演である。
 当日、私は衆議院選挙の期日前投票をしようと思って市役所に出かけた。翌日が台風の接近となっていたためか、長蛇の列でどのくらい待てばいいのか見当がつかない。夕方に再度来ようと思い直してザビエル教会に向かった。
 教会のこの会場は初めてであったが、こじんまりとしたいい会場である。出席者は予想通り高齢のご婦人が多かったが、ほぼ満席となっていた。私も20枚(一枚が千円)のチケットをあずかっていたが、とてもさばけそうでないので半分は岩崎さんに返して、半分は自分で弁済した。昔、ビユーの会でも同じであったが、このような催しではチケットを販売するのはなかなか難しい。会場には南九州病院時代に一緒に働いた今隈先生、患者だった宏志君も呼吸器を着けて参戦、難病相談支援センターの奥さん夫妻、南風病院の矢野さんなど知り合いの顔も見える。
 司会は、美由紀とも共通の友人で、南九州病院で長年働いていた臨床心理士の今村さんである。予定の13時に会長の川涯先生が、この会の趣旨などを交えて挨拶をされた。先生はここしばらく「しゃっくり」が続いて心配していたが、もう大丈夫のようで安心した。前日が77歳の喜寿のお祝いだったそうだが、頭はいつもシャープである。
 いよいよ第一部、私たちの番で、70分ほどの時間をもらっていた。
 まず岩崎さんがスライドを使いながら30分ほど、みゆきの生い立ちからビューの会までのプロフィールを語った。よくまとめられていて、南九州病院時代の懐かしいスライドも多く、若かりし頃の稲元師長のピンクの花柄の衣装は目を引いた。あの頃の平屋の鉄筋の筋ジス病棟が今は取り壊されており駐車場になっている。時代の流れとはいえ、寂しく思うことである。