南日本新聞「すいもあまいも」(相談)ギャンブル依存を抜け出したい(2018/01/22)
20代からパチンコや競馬などを始めました。どんどんエスカレートしていき、ついには多額の借金をしてまでも、ギャンブルに注ぎ込むようになりました。昨年、専門病院に入院し、これまでやってきたことをふり返る「内観療法」などの治療を受けました。しかし、退院後はまた後戻りし、手を出してしまいます。悪いことだと分かっていても、常にギャンブルのことが頭から離れません。病気だと理解しているのですが、どうすれば断てるのでしょうか。(50代男性)
(回答)意識を変え、行動を変える
依存症は「自らやめよう」という強い意志がなければ、軽重にかかわらず治せません。根は生活習慣病と同じで、「わかっているけどやめられない」という植木等さんの世界です。治すための「魔法の杖」もありません。
元大リーガーの松井秀喜さんは星稜高校時代に部室にあった色紙を読んで、人生が変わったと言います。「意識がかわれば 行動が変わる 行動がかわれば 習慣が変わる 習慣がかわれば 性格が変わる 性格がかわれば 人生が変わる」
私も大学の時。パチンコにのめり込んだことがありました。自然に足を洗うことができたのですが、そのポイントはいくつかあったように思います。
まず大学を卒業後、環境が変わって、時間が無くなったことです。依存気味の頃は、めったにない成功体験を忘れられず、ちょっと時間があると店に足が向いていました。毎月の収支を付けると、いかに効率の悪い「遊び」かよく分ります。
ストレス解消のために、適度なギャンブルは結構だと思うのですが、人間は過度にはまる習性があります。相談者は病気と認識し、必死に救いを求めているので希望は残されています。精神保健福祉センターなど専門機関のアドバイスを受けるのもいいと思います。
人生は短いけどやり直せます。新年を機に、楽しく健全な趣味に没頭するのはどうでしょう。
(回答)意識を変え、行動を変える
依存症は「自らやめよう」という強い意志がなければ、軽重にかかわらず治せません。根は生活習慣病と同じで、「わかっているけどやめられない」という植木等さんの世界です。治すための「魔法の杖」もありません。
元大リーガーの松井秀喜さんは星稜高校時代に部室にあった色紙を読んで、人生が変わったと言います。「意識がかわれば 行動が変わる 行動がかわれば 習慣が変わる 習慣がかわれば 性格が変わる 性格がかわれば 人生が変わる」
私も大学の時。パチンコにのめり込んだことがありました。自然に足を洗うことができたのですが、そのポイントはいくつかあったように思います。
まず大学を卒業後、環境が変わって、時間が無くなったことです。依存気味の頃は、めったにない成功体験を忘れられず、ちょっと時間があると店に足が向いていました。毎月の収支を付けると、いかに効率の悪い「遊び」かよく分ります。
ストレス解消のために、適度なギャンブルは結構だと思うのですが、人間は過度にはまる習性があります。相談者は病気と認識し、必死に救いを求めているので希望は残されています。精神保健福祉センターなど専門機関のアドバイスを受けるのもいいと思います。
人生は短いけどやり直せます。新年を機に、楽しく健全な趣味に没頭するのはどうでしょう。