読書の習慣を(2018/03/13)
毎月の管理会議の最後に、私と理事長が一言ずつ「何か」話をすることが慣例となっている。最近は時節柄「経営状況」を話題にすることが多くなっていたが、これは必ずしも本意ではない。そこで2月の管理会議では、趣向を変えて「読書の効用」について話すことにした。
そのきっかけは(前にも書いたことがあったが)、2月の初旬に旧第一内科の開講記念会があったとき、テーブルの隣の席が今村健三郎内科の今村先生だった。「今月の文藝春秋の同級生交歓に、私のラサール高校の同級生が載っています」ということを聞いていたので、東京に出かけるときに買ってみた(3月号)。ところが3月号には載っていなくて、実は2月号だったということで、薬剤部長の田中先生が切り抜いて持ってきてくれた。
それでも3月号を買ったのは、芥川賞の受賞作が2つとも同時掲載されていたので、「儲けもの」と思って買ったのである。
ところで文藝春秋は最近では時々しか買わないが、1980年から留学していたときには大日本製薬が、毎月日本から贈ってくれていた。とてつもなく有り難い計らいで、今でも感謝している。
さてその3月号に、「読書」に関して、藤原正彦(作家で数学者)が「小学生に英語を教えて国滅ぶ」~一に国語、二に国語、三四がなくて五に算数~というタイトルで、いつものように明快で過激な意見を投稿している。これは文科省が財界などからの要望を受けて、2020年からの新学習指導要領で、「3,4年生から外国語活動、5,6年では週二コマの英語の教科が取り入れられる」と言うことに対する反論である。
もう一つは、孟母対談「わが子全員を名門大に合格させるまで」というタイトルで、佐藤亮子さんとアグネス・チャンさんの対談が載っている。アグネスは3人の息子全員がスタンフォード大学ということで、米国の入学事情を考えるとさほど驚かないが、佐藤さんの子どもは4人とも東大の理Ⅲだということには恐れ入る。一人でも難しい事なのに、恐れ入ることである。そのための一つの方法として、本を好きな子に育てるために「3歳までに一万冊読み聞かせるのを目標にしました」という。
私は南九州病院時代には看護学生への講義を担当していたが、その時に「看護は文学である」という話をした。看護は文学であるということは、文学(読書)は想像力をもたらす、豊かな想像力が豊かな人格を作る、相手の気持ちになれる、読書により疑似体験をたくさん積むことで感性と知識が豊かになる、独善的になることなく、広い見方ができる、患者さんと人生の物語を作るお手伝いがということだった。
私自身も、若い頃はよく読書したものだが、現在は文庫本の小さな字を読むことは苦痛になってきて、読書することが少なくなっている。読書はその年齢によって感動する深さも内容も異なってくるので、その年齢にあった本を読んでおかないと後悔する。
ただ子どもも、本好きな子供とそうでない子がいるようで、娘は本をよく読んでいて、付属小学校では図書館の本を一番借りたということで表彰されたそうである。逆に息子の方は本を読んでいる姿を見たことがなかった。
いずれにせよ、若いうちに本を読む習慣を身につけさせることは大事なことかと思う。
そのきっかけは(前にも書いたことがあったが)、2月の初旬に旧第一内科の開講記念会があったとき、テーブルの隣の席が今村健三郎内科の今村先生だった。「今月の文藝春秋の同級生交歓に、私のラサール高校の同級生が載っています」ということを聞いていたので、東京に出かけるときに買ってみた(3月号)。ところが3月号には載っていなくて、実は2月号だったということで、薬剤部長の田中先生が切り抜いて持ってきてくれた。
それでも3月号を買ったのは、芥川賞の受賞作が2つとも同時掲載されていたので、「儲けもの」と思って買ったのである。
ところで文藝春秋は最近では時々しか買わないが、1980年から留学していたときには大日本製薬が、毎月日本から贈ってくれていた。とてつもなく有り難い計らいで、今でも感謝している。
さてその3月号に、「読書」に関して、藤原正彦(作家で数学者)が「小学生に英語を教えて国滅ぶ」~一に国語、二に国語、三四がなくて五に算数~というタイトルで、いつものように明快で過激な意見を投稿している。これは文科省が財界などからの要望を受けて、2020年からの新学習指導要領で、「3,4年生から外国語活動、5,6年では週二コマの英語の教科が取り入れられる」と言うことに対する反論である。
もう一つは、孟母対談「わが子全員を名門大に合格させるまで」というタイトルで、佐藤亮子さんとアグネス・チャンさんの対談が載っている。アグネスは3人の息子全員がスタンフォード大学ということで、米国の入学事情を考えるとさほど驚かないが、佐藤さんの子どもは4人とも東大の理Ⅲだということには恐れ入る。一人でも難しい事なのに、恐れ入ることである。そのための一つの方法として、本を好きな子に育てるために「3歳までに一万冊読み聞かせるのを目標にしました」という。
私は南九州病院時代には看護学生への講義を担当していたが、その時に「看護は文学である」という話をした。看護は文学であるということは、文学(読書)は想像力をもたらす、豊かな想像力が豊かな人格を作る、相手の気持ちになれる、読書により疑似体験をたくさん積むことで感性と知識が豊かになる、独善的になることなく、広い見方ができる、患者さんと人生の物語を作るお手伝いがということだった。
私自身も、若い頃はよく読書したものだが、現在は文庫本の小さな字を読むことは苦痛になってきて、読書することが少なくなっている。読書はその年齢によって感動する深さも内容も異なってくるので、その年齢にあった本を読んでおかないと後悔する。
ただ子どもも、本好きな子供とそうでない子がいるようで、娘は本をよく読んでいて、付属小学校では図書館の本を一番借りたということで表彰されたそうである。逆に息子の方は本を読んでいる姿を見たことがなかった。
いずれにせよ、若いうちに本を読む習慣を身につけさせることは大事なことかと思う。
