Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

歩数(5)(2018/03/09) 

日経のプラス1(2月24日)では、歩数を増やすコツとして次のようなことを挙げていた。
 ・家の中でも常時スマホを持ち歩く。
 これは歩数稼ぎには大切なことで、私は常時肌身離さず持ち歩いている。「チリも積もれば山となる」のたとえではないが、人間は一日のうちにはこまごまと身体を動かしているものである。
 ・自宅や会社の1駅前で降りて歩く。
 健診で「よく体重のコントロールができていますね」と訊ねると、「1駅前や一つ前のバス停で降りて会社まで歩いています」と答える人が多い。一事が万事で、モチベーションが重要なのである。
 ・エレベーターやエスカレーターがあっても階段を歩く。
 最近は企業や公的な施設のエレベーターの前に「職員の方は階段を利用してください」という張り紙を見ることが多くなっている。私も降りる時にはレストラン「空」から一階まで歩いて降りているが、昇りには南館のエレベーターを4階まで利用して、その後の3階は歩いて昇っている。
 ・ヒールからスニーカーなど歩きやすい靴にはき替える。
 私は通勤の時には履き替えないで革靴で歩いているが、運動シューズがいいのかも知れない。
 最後に、先日の朝の健診での一コマを紹介して終わりとする。
 50代の女性で、身長と体重から換算すると少し小太りということになる。
 「あと2,3キロやせたら、ちょうど標準体重なんですがね」
 「先生、これでも少し痩せたんですよ。昨年、この健診で先生に言われましたので、早速万歩計を買ったんです」
 「そうでしたかね。忘れていました。ところでどのくらい歩いているのですか?」
 「8000歩くらいですかね。その場足踏みも入っていますが・・・時には振ったりしてねえ」と笑いながら答える。
 「まあ、素人さんとしてはいい所でしょう。でもその場足踏みはいいとしても、振ったりして稼ぐのは違反行為ですよ」
 そこで、やおらポケットから万歩計を取り出して、水戸黄門の印ろうさながらに見せびらかす(まだ9時を過ぎたばかりなのに、既に8000歩を超えている)と、目が点になる。
 「先生、これホントですか」
 「ともかく続けることが大切ですので、今後も続けてくださいよ。来年を楽しみにしております」と、悠然と言ってのけて終わりである。