Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

こども医療ネットワーク(2018/03/01) 

2月17日、土曜日の夕方、私の院長室に「特定非営利活動法人こども医療ネットワーク」の理事長である河野嘉文先生(鹿児島大学小児科教授)が来られた。種子島からの帰りだという。私がこの法人の監査役なので、監査報告書の監査(押印)のためである。
 ところでこの法人は2005年7月に設立されている。その目的として「小児がんなど長期療養を必要とする難治性疾患と診断されたこどもとその保護者及び一般の方々を対象に、医師およびコメディカルスタッフが中心となって、患者の生活や治療のサポート、各種相談や研修・啓発に関する事業を行うことにより、患児やその保護者が安心して闘病できるよう支援すること、特に、僻地・離島など小児医療過疎地域に在住する患児の闘病支援を目的とする」となっている。
 具体的には、入院や通院時の費用の支援や、不安に思う気持ちを受け止めるための生活相談会の実施、また、医療従事者側に対しての研修や交流などが行われている。面白い鹿児島ならではの活動としては、病気で入院した離島からのこどもたちの場合、付き添いの家族は近隣の宿泊先を探してそこで生活しなければならない。そういった部分のサポートとして「鹿児島ファミリーハウス」を開設している。篤志家から家を借り受けて、宿泊施設として利用してもらっている。利用者は延べ533泊で、合計579人が利用の登録をしているという。
 私は神経内科医で小児医療とは直接には関係はなかったが、河野先生との関係で発足当時からこの活動に参加している。また河野先生との付き合いにきっかけをつくってくれたのは、今は亡き第三内科の後輩だった佐野先生である。河野教授と佐野先生が徳島の出身だということで、河野教授が鹿児島に小児科の教授として赴任された時、佐野君から「鹿児島に行かれたら、福永先生を訪ねてください」といわれたそうで、私が働いていた南九州病院まで訪ねてくれたことに始まる。いろんなことは「縁」でつながっているものだと思うことである。
 この活動も14年も続いているが、地道な活動であるが、理事長の河野先生が今回私の所までハンコ貰いに来られたように、「小使いさん」兼任で頑張っている姿に共感するからだろう。