南日本新聞シニアなるほどゼミナール(4)(2018/05/29)
プログラムとしては、まず「終活」に関する最近の新聞記事の紹介、次にあらましき死として「超越と達観」が理想であること(筋ジスの敏秀君や日高君の生き方の紹介)、最後に健康長寿とPPK(ピンピンコロリ)について、という順番である。
そして終活で大きな問題になる終末期医療(延命治療)などの問題は、その立ち位置で大きく考え方も異なってくること、例えばこの会場のように現在は元気な方の出席で、第三人称の話を聞いている場合には、「無用な延命治療は差し控えた方がいい」ということにみなさん「じゃっど」と賛同してくれます。ところが一人称や二人称の問題となるとそういうわけにいかなくなる。それが人間の難しい所で、やむを得ない部分でもあります。
先日の日経新聞に、「老衰死の多い都市ほど医療費がかからない」という記事が掲載されていました。鹿児島市は老衰死の少ない都市の上位6位であるということです。このことは在宅や施設の高齢者で誤嚥性肺炎などを起こした時に、救急車で救急病院に搬送される人が多いことを意味しています。結果的には亡くなったときに誤嚥性肺炎と言う死亡診断書となったり、在宅や老人病院で胃瘻処置などを受けるということになる。はたしてこのような看とりが穏やかで幸せな老後といえるのか、よくよく考えてみる必要があります。
ここで恩師の井形先生の最期を紹介する。
タイトルの「健やかな老い 穏やかに逝く」を、自ら実践されたのは井形先生です。生前、理想はPPK(ぴんぴんころり)とよく言われておられたのですが、まさにそのような生き方、逝き方だったように思います。亡くなるその日まで名古屋学芸大学の学長として元気に活躍されており、夜になってから心臓の調子が悪くなり、自ら救急車を呼ばれて、その中で亡くなられたそうです。一人暮らしでしたけど、きっと枕元に携帯電話など準備されていたのでしょうね。孤独死となると悔いが残るし、周りにも迷惑もかけるので、ちゃんといろいろな準備を自らされていたんだと思います。井形先生は人生の師でもありましたが、亡くなり方まで教えてくれたように思います。月日の経つのは早いもので、もうすぐ3年になります。
私たち団塊の世代が75歳を迎える2025年は、どのような時代になるのでしょうか。「重老齢社会」という言葉がありますが、箱物の施設はこれ以上増やすことはできませんので、結果的には在宅ということになります。自分が望む最期の迎え方を、元気な時に家族と話し合っておくことは重要です。
長生きの秘訣は運動、絆、適切な医療と言われています。どんな医療を望むか、具体的にはご飯が食べられなくなった時に胃瘻を造って延命を希望するか、自分の大切にしたいことは何なのか、これだけはしてほしくないというようなことなど、家族や友人、身近なかかりつけ医に日ごろ話しておくことは大切です。
そして終活で大きな問題になる終末期医療(延命治療)などの問題は、その立ち位置で大きく考え方も異なってくること、例えばこの会場のように現在は元気な方の出席で、第三人称の話を聞いている場合には、「無用な延命治療は差し控えた方がいい」ということにみなさん「じゃっど」と賛同してくれます。ところが一人称や二人称の問題となるとそういうわけにいかなくなる。それが人間の難しい所で、やむを得ない部分でもあります。
先日の日経新聞に、「老衰死の多い都市ほど医療費がかからない」という記事が掲載されていました。鹿児島市は老衰死の少ない都市の上位6位であるということです。このことは在宅や施設の高齢者で誤嚥性肺炎などを起こした時に、救急車で救急病院に搬送される人が多いことを意味しています。結果的には亡くなったときに誤嚥性肺炎と言う死亡診断書となったり、在宅や老人病院で胃瘻処置などを受けるということになる。はたしてこのような看とりが穏やかで幸せな老後といえるのか、よくよく考えてみる必要があります。
ここで恩師の井形先生の最期を紹介する。
タイトルの「健やかな老い 穏やかに逝く」を、自ら実践されたのは井形先生です。生前、理想はPPK(ぴんぴんころり)とよく言われておられたのですが、まさにそのような生き方、逝き方だったように思います。亡くなるその日まで名古屋学芸大学の学長として元気に活躍されており、夜になってから心臓の調子が悪くなり、自ら救急車を呼ばれて、その中で亡くなられたそうです。一人暮らしでしたけど、きっと枕元に携帯電話など準備されていたのでしょうね。孤独死となると悔いが残るし、周りにも迷惑もかけるので、ちゃんといろいろな準備を自らされていたんだと思います。井形先生は人生の師でもありましたが、亡くなり方まで教えてくれたように思います。月日の経つのは早いもので、もうすぐ3年になります。
私たち団塊の世代が75歳を迎える2025年は、どのような時代になるのでしょうか。「重老齢社会」という言葉がありますが、箱物の施設はこれ以上増やすことはできませんので、結果的には在宅ということになります。自分が望む最期の迎え方を、元気な時に家族と話し合っておくことは重要です。
長生きの秘訣は運動、絆、適切な医療と言われています。どんな医療を望むか、具体的にはご飯が食べられなくなった時に胃瘻を造って延命を希望するか、自分の大切にしたいことは何なのか、これだけはしてほしくないというようなことなど、家族や友人、身近なかかりつけ医に日ごろ話しておくことは大切です。
