南日本新聞シニアなるほどゼミナール(2)(2018/05/23)
事前にネットで調べてみると、1989年の鹿児島県の生まれで、加世田高校から国士舘大学中退となっている。噺家としては林家木久蔵(現・木久扇)師匠へ入門し、2000年に若手落語家の登竜門と呼ばれる『NHK新人演芸大賞落語部門』で大賞を受賞されている。
「同じ南薩の生まれですのに、カゴンマ弁ではないですね」と問いかけると、「実は親父がJAの転勤族で、小学校は県内4ヶ所まわりました。東京に行くと、東京近辺の茨城とか群馬の人はちょっとなまっているだけなので矯正しようとしないのか、ずっとそのままの人が多いですね。ところが鹿児島とか東北から来た人はかなり訛りが強いので気合を入れて治そうとするのか、すぐに標準語になる人が多いようです」ということだった。
「落語家の桃月庵白酒(この3月に芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞)をご存知ですか。高校の同窓会で聴いたことがあるもんですから」と話すと、「落語会の一緒の仲間ですよ。来週も一緒の高座に上ることになっています」ということだった。
さて会場の中ホールには通常の250人の階段状の椅子席と、50人ほどの椅子も用意されていた。部屋に入ると満席だったが、私は担当者の配慮で前方のいい席を用意してくれていた。13時にちょうどに、噺家が登場するときの定番のお囃子で彦いち師匠が登場し、そのまま用意された高座に座った。早速、身辺のいろいろな話をされるが、聴衆の心をつかんでしまう語り口はさすがにプロである。どこが受けるポイントか、よく心得ておられる。まず地元と言うことで、小さいころからの面白いエピソードを挟みながら、簡単な自己紹介を始める。
南日本新聞の「すいもあまいも」のコーナーを担当しているのは現在私を含めて5人であるが、お互いに一堂に会したことはない。私が知っているのは僧侶の長倉さんだけである。数分前に彦いち師匠と控室で話をしたこともあって、まず私の紹介(こんなに偉い先生と一緒のコーナーを担当させてもらって・・・と、歯の浮くようなよいしょを)までしてくださる。そして「先日、鹿児島のある会場で高座を務めた時には、すいもあまいもの坊さんだ、と間違われましてねえ。頭が丸坊主だから僧侶の長倉さんと間違われたみたいです」と、ここでも笑いを取る。確かに僧衣を着せたら似合いそうだ。
「かごんまはのどかで、よかところですね」という話を、いくつかされる。大口にお祖母さんが住んでおられたようで、大学時代のこと、まだFAXが珍しいころに「孫に送金してあげようと思ったんでしょうね、3万円札を一枚ずつFAXに入れましてねえ・・・」。
また加世田高校では友人のバイクに無免許で乗っていたら、巡回のおまわりさんに見つかりまして、交番まで連れて行かれたんですよ。ところが一応の取り調べの後、友人の所まで押していくのも大変だろうからと、交番からおまわりさんの先導でそのままバイクに乗って返しに行ったこともありました。「かごっまは、ほんとにおおらかでよか所ですね」でまた笑いである。
「同じ南薩の生まれですのに、カゴンマ弁ではないですね」と問いかけると、「実は親父がJAの転勤族で、小学校は県内4ヶ所まわりました。東京に行くと、東京近辺の茨城とか群馬の人はちょっとなまっているだけなので矯正しようとしないのか、ずっとそのままの人が多いですね。ところが鹿児島とか東北から来た人はかなり訛りが強いので気合を入れて治そうとするのか、すぐに標準語になる人が多いようです」ということだった。
「落語家の桃月庵白酒(この3月に芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞)をご存知ですか。高校の同窓会で聴いたことがあるもんですから」と話すと、「落語会の一緒の仲間ですよ。来週も一緒の高座に上ることになっています」ということだった。
さて会場の中ホールには通常の250人の階段状の椅子席と、50人ほどの椅子も用意されていた。部屋に入ると満席だったが、私は担当者の配慮で前方のいい席を用意してくれていた。13時にちょうどに、噺家が登場するときの定番のお囃子で彦いち師匠が登場し、そのまま用意された高座に座った。早速、身辺のいろいろな話をされるが、聴衆の心をつかんでしまう語り口はさすがにプロである。どこが受けるポイントか、よく心得ておられる。まず地元と言うことで、小さいころからの面白いエピソードを挟みながら、簡単な自己紹介を始める。
南日本新聞の「すいもあまいも」のコーナーを担当しているのは現在私を含めて5人であるが、お互いに一堂に会したことはない。私が知っているのは僧侶の長倉さんだけである。数分前に彦いち師匠と控室で話をしたこともあって、まず私の紹介(こんなに偉い先生と一緒のコーナーを担当させてもらって・・・と、歯の浮くようなよいしょを)までしてくださる。そして「先日、鹿児島のある会場で高座を務めた時には、すいもあまいもの坊さんだ、と間違われましてねえ。頭が丸坊主だから僧侶の長倉さんと間違われたみたいです」と、ここでも笑いを取る。確かに僧衣を着せたら似合いそうだ。
「かごんまはのどかで、よかところですね」という話を、いくつかされる。大口にお祖母さんが住んでおられたようで、大学時代のこと、まだFAXが珍しいころに「孫に送金してあげようと思ったんでしょうね、3万円札を一枚ずつFAXに入れましてねえ・・・」。
また加世田高校では友人のバイクに無免許で乗っていたら、巡回のおまわりさんに見つかりまして、交番まで連れて行かれたんですよ。ところが一応の取り調べの後、友人の所まで押していくのも大変だろうからと、交番からおまわりさんの先導でそのままバイクに乗って返しに行ったこともありました。「かごっまは、ほんとにおおらかでよか所ですね」でまた笑いである。
