Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

平均寿命と健康寿命(2018/08/03) 

7月20日、2017年の日本人の平均寿命が厚生省から発表された。
 男性81.09歳、女性87.26歳で、いずれも過去最高を更新した。前年からの延びは男性0.11歳、女性0.13歳で、男性は初めて81歳を超えたようである。
 主な国・地域との比較では、女性は香港に次ぐ2位、男性は香港、スイスに続く3位。前年は男女とも2位だった。平均寿命は戦後間もない1947年(男性50.06歳、女性53.96歳)から、ほぼ右肩上がりで延び続けている。過去最高の更新は、男性が6年連続、女性が5年連続で、厚労省は「がん、心疾患、脳血管疾患の三大死因による死亡率の低下傾向が、平均寿命の延びに貢献している」と分析している。
 ところで平均寿命とは、17年時点の死亡状況が今後変化しないと仮定して、この年に生まれた日本人が平均であと何年生きられるかを算出したものである。乳児死亡率が高いと、平均寿命は計算上、極端に短くなる。1947年というと私の生まれた年であるが、乳児死亡率(栄養失調など)と結核などで若死にする人が多かったことが影響しているのかも知れない。
 一方2018年3月9日、 厚生労働省は健康上の問題がなく、日常生活が制限されることなく送れる期間を示す「健康寿命」について、2016年は男性72.14歳、女性74.79歳だったと発表した。前回調査の13年と比べ、男性は0.95歳、女性は0.58歳延びた。今後、健康寿命を延長させ、平均寿命とのかい離を短くする努力が最も求められることである。
 昨日は冒頭の事業の一つかと思うが、ジョブフィット参加者に「健康寿命」について簡単な講演をした。