国立病院総合医学会(1)(2018/11/20)
11月9、10日の両日、神戸国際展示場・神戸国際会議場で第72回国立病院総合医学会が開催されることになり、「基調講演」を頼まれた。国立病院には30年余り働いたのち2013年の3月に退官して6年近くになるわけで、このような講演の機会をつくってくれた関係者に感謝したい。学会長の小西先生(京都医療センター院長)と副会長の宮野前先生(南京都病院院長)、司会を担当してくれる杉山先生(宇多野病院名誉院長)とは4月に八坂神社近くの小料理店で、打ち合わせも兼ねて楽しい食事会まで用意してもらった。
この国立病院機構が主催する総合医学会は、全国6ブロックの持ち回りで開催されており(今回は近畿ブロック)、私も毎年参加していた思い出深い学会である。他職種の学会であるので、6千人ほどが参加する規模の大きな学会である。私が最後に参加したのが偶然にもこの神戸の同じ会場で、たまたまこの年に人事院総裁賞を授与されることになっていたので、桐野理事長から個人としては一人、理事長表彰をうけることができた。
さて今回の学会の副会長が宮野前先生(南京都病院院長)ということもあり、「子どもたちの健やかな成長を支えるNHOの役割」というシンポジウムに先だって基調講演をすることとなった。先生とは国立病院機構時代に、私が筋ジス研究を、先生が重症児の研究の責任者として一緒に活動してきたというご縁があった。ともすれば研究面では基礎医学や臨床研究に比べて忘れられがちなセイフティネット領域の研究をどのようにして推進して行けばいいのか、苦労を分かち合った仲である。
先生からは講演を頼むにあたって、次のようなメールが送られてきていた。
国立病院機構では公には“福祉”という言葉は出てきません。重症心身障害や筋ジス,神経難病への取り組みは,“セーフティネット医療“という一般には耳慣れない名称で取り組んでいますが,福祉の視点が不可欠です。病棟は医療の場であると同時に,生活の場・社会参加の場でもあります。また国立病院機構が掲げている在宅支援(通園事業,短期入所事業等)も,福祉を抜きでは考えられません。それを支えるスタッフの専門職種は多岐にわたり,情報交換・連携は不可欠です。
障害者医療は一般医療の延長線上では対応が困難で,そのためにはいっそう専門職としての質の向上を目指す必要があり、臨床研究も不可欠です。先生のお便りにある,患者さんやそのご家族との交流,地域に出て行くことの大切さなど,聴きたい事やアドバイス頂きたい事など,たくさんあります。また国立病院機構組織を離れられて,”外部の視点,第三者の目“からみた現在の国立病院機構についてもコメント頂ければと,欲張りなお願いになります。
この国立病院機構が主催する総合医学会は、全国6ブロックの持ち回りで開催されており(今回は近畿ブロック)、私も毎年参加していた思い出深い学会である。他職種の学会であるので、6千人ほどが参加する規模の大きな学会である。私が最後に参加したのが偶然にもこの神戸の同じ会場で、たまたまこの年に人事院総裁賞を授与されることになっていたので、桐野理事長から個人としては一人、理事長表彰をうけることができた。
さて今回の学会の副会長が宮野前先生(南京都病院院長)ということもあり、「子どもたちの健やかな成長を支えるNHOの役割」というシンポジウムに先だって基調講演をすることとなった。先生とは国立病院機構時代に、私が筋ジス研究を、先生が重症児の研究の責任者として一緒に活動してきたというご縁があった。ともすれば研究面では基礎医学や臨床研究に比べて忘れられがちなセイフティネット領域の研究をどのようにして推進して行けばいいのか、苦労を分かち合った仲である。
先生からは講演を頼むにあたって、次のようなメールが送られてきていた。
国立病院機構では公には“福祉”という言葉は出てきません。重症心身障害や筋ジス,神経難病への取り組みは,“セーフティネット医療“という一般には耳慣れない名称で取り組んでいますが,福祉の視点が不可欠です。病棟は医療の場であると同時に,生活の場・社会参加の場でもあります。また国立病院機構が掲げている在宅支援(通園事業,短期入所事業等)も,福祉を抜きでは考えられません。それを支えるスタッフの専門職種は多岐にわたり,情報交換・連携は不可欠です。
障害者医療は一般医療の延長線上では対応が困難で,そのためにはいっそう専門職としての質の向上を目指す必要があり、臨床研究も不可欠です。先生のお便りにある,患者さんやそのご家族との交流,地域に出て行くことの大切さなど,聴きたい事やアドバイス頂きたい事など,たくさんあります。また国立病院機構組織を離れられて,”外部の視点,第三者の目“からみた現在の国立病院機構についてもコメント頂ければと,欲張りなお願いになります。
