日本難病医療ネットワーク学会(3)(2018/12/06)
夕方はレセプションホールで情報交換会が盛大に行われ、多くの知己と楽しい交歓ができた。「難病医療ネットワーク学会お疲れ様でした。気軽に声を掛けさせていただいて、すみません。楽しい時間をありがとうございました。また先生にお会いできる日を楽しみに、頑張ります。お帰りには山口を堪能してください」というメールを、防府市の原田訪問看護センターの原田さをりという方からメールをいただいた。
そのあと、近くの居酒屋で駒井先生、中本さん、里中さん、永井さん、そして私の5人で歓談した。
話題の中心は、最近亡くなられた里中さんの90歳の義父のことである。自宅で夕食を摂った後、容体が急変し救急車で病院に搬送された。そこで救急隊が10人近くで1時間ほど、用手補助呼吸(人工マッサージ)をしてくれたという。里中さんとしては有難い反面、この10人の人を束縛して、他の救急の要請に迷惑をかけるのではないかという思いがした。きりのいい所で止めて欲しかったのだが、嫁の立場では言い出せなかったようである。
田舎の病院とはいえ、入院後も救急隊が人工呼吸をするのは普通ではないような気がするし、また家族から「やめてください」という言葉がなければ止められなかったのだろう。そのままホテルに帰り就寝、翌朝はいつものように4時には目が醒めた。6時半からサービスの洋風朝食(パン、スープ、ジュース、半熟卵、コーヒー)であったが、とても美味しかった。
午前中はシンポジウムの「難病患者への多職種支援体制」とランチョンは「パーキンソン病の遠隔診療」を聴講した。
発表を聞きながら、日本各地でさまざまな形での多職種支援体制が有効に機能していることに感心した。なかでもかねて懇意にしている国立病院機構医王病院医療福祉部の中本富美さんの「自己決定支援について考えるー協働とソーシャルワーカーの役割についてー」は、「我が意を得たり」という思いがした。ALSの患者の支援過程を後方視的に振り返り、「医療の選択」「在宅療養」「就労継続」の決定における支援の実際と協働の必要性について考察したものである。
患者さんは57歳の男性で、建設会社に勤める技術職である。義母、妻、子どもと同居ている。50歳の時に進行性の左垂足で発症し、51歳の時にALSの診断。54歳のときに予測肺活量が50%以下となり、手指機能のみ残存する状態となった。57歳の時に呼吸不全のため自宅で死亡された。
このケースについてケースワーカーとしての立場から、自己決定支援の過程を振り返っている。患者の語ることに耳を傾け、多機関、多職種そして家族等とともに患者の生き方を理解し、その選択を丁寧に実行されている。
年齢など考えると人工呼吸器を選択して延命を考えるのが普通だと思うのだが、この男性はそのような選択をしなかった。その辺りの心模様を、ソーシャルワーカーの視点でナラティブに掘り下げておられる。
そのあと、近くの居酒屋で駒井先生、中本さん、里中さん、永井さん、そして私の5人で歓談した。
話題の中心は、最近亡くなられた里中さんの90歳の義父のことである。自宅で夕食を摂った後、容体が急変し救急車で病院に搬送された。そこで救急隊が10人近くで1時間ほど、用手補助呼吸(人工マッサージ)をしてくれたという。里中さんとしては有難い反面、この10人の人を束縛して、他の救急の要請に迷惑をかけるのではないかという思いがした。きりのいい所で止めて欲しかったのだが、嫁の立場では言い出せなかったようである。
田舎の病院とはいえ、入院後も救急隊が人工呼吸をするのは普通ではないような気がするし、また家族から「やめてください」という言葉がなければ止められなかったのだろう。そのままホテルに帰り就寝、翌朝はいつものように4時には目が醒めた。6時半からサービスの洋風朝食(パン、スープ、ジュース、半熟卵、コーヒー)であったが、とても美味しかった。
午前中はシンポジウムの「難病患者への多職種支援体制」とランチョンは「パーキンソン病の遠隔診療」を聴講した。
発表を聞きながら、日本各地でさまざまな形での多職種支援体制が有効に機能していることに感心した。なかでもかねて懇意にしている国立病院機構医王病院医療福祉部の中本富美さんの「自己決定支援について考えるー協働とソーシャルワーカーの役割についてー」は、「我が意を得たり」という思いがした。ALSの患者の支援過程を後方視的に振り返り、「医療の選択」「在宅療養」「就労継続」の決定における支援の実際と協働の必要性について考察したものである。
患者さんは57歳の男性で、建設会社に勤める技術職である。義母、妻、子どもと同居ている。50歳の時に進行性の左垂足で発症し、51歳の時にALSの診断。54歳のときに予測肺活量が50%以下となり、手指機能のみ残存する状態となった。57歳の時に呼吸不全のため自宅で死亡された。
このケースについてケースワーカーとしての立場から、自己決定支援の過程を振り返っている。患者の語ることに耳を傾け、多機関、多職種そして家族等とともに患者の生き方を理解し、その選択を丁寧に実行されている。
年齢など考えると人工呼吸器を選択して延命を考えるのが普通だと思うのだが、この男性はそのような選択をしなかった。その辺りの心模様を、ソーシャルワーカーの視点でナラティブに掘り下げておられる。
