ソーラーパネル(2016/12/14)
12月8日から病院の健診部で、健診者の簡単な健康診断と結果説明を担当することになった。新聞などを通して私のことを知っている人も多く、楽しいやり取りもできて今の私には似合った仕事かと思う。少し時間に余裕ができると、「世間話」もしたくなる。
40歳代の県庁に務めているという男性が椅子に座った。「部署はどこですか」と尋ねると、「林務部です」という。「山など歩かれるんですよね。それにしてはちょっとメタボで、糖も高いですよ・・・」と言うと、「支所にいるときには山に入るのですが、本庁にいるとほとんど事務作業なので」と言い訳をする。しばらく日本の林業の将来を憂う話の後、「現在は山地を太陽光発電に転地する書類の確認作業に追われています」と言う。
その後、「県内では書類の提出は頴娃町が一番多いようです」との文言に、私のアンテナが鋭く反応した。「ええっ、そうなんですか。実は私は頴娃町の生まれで、小学4年生まで住んでいたんですよ」。
私が住んでいた頃の頴娃町(現在の南九州市)は台地のため水稲はできずに、もっぱらサツマイモ畑や麦畑、菜種畑が広がっていた。昭和40年代になってからだろうか、池田湖に水をためてそこからの大がかりな潅漑事業が始まり、一面の茶畑に変貌したのである。
先日松原小学校の東校長先生から、開校110周年を記念した下敷きが送られてきた。松原小学校の全景を撮った航空写真と、校歌も載せられている。さほど気に留めなかったが、学校の回りの景色が異様だった。校歌に「満目みどりにつつまれて 四季とりどりの花もさく」と歌われているのだが、緑なす景色が黒色の襞のある構造物に変わってしまっている。この時は、「へんてこなビニールハウスだな」と思ったが、ソーラーパネルなのだろうか。
県庁マンの話しで「合点」である。早速ネットで検索すると、ある会社のPRに次のような記載がある。
現在使われていない平地や山地などの土地を有効利用できます。 農地等であっても、調査の結果、転用可能であれば設置することができます。 現地の諸条件により異なりますが、発電所の規模として、おおよそ1m²当たりで0.05kW以上の発電所が設置可能です。
平成24年7月より始まった固定価格買取制度により、再生可能エネルギーによる発電施設の普及が急速に進みました。とりわけ、太陽光発電は地熱発電・風力発電などと比較して既存の環境への負荷が小さく、短期間に発電施設を建設できるため、建設ラッシュが進みました。しかし、固定価格買取制度による売電単価の見直しがされ、年々売買単価が下がっております。このような状況下、太陽光発電所建設は減少していく方向ではあると思いますが、資材価格の下落等により、ビジネスチャンスはまだまだ残っていると考えます。
(ソーラーファームしのはら)
それからしばらくして、上京する機会があったので飛行機の窓越しに眼下の景色に注意してみた。鹿児島空港を飛び立って霧島山地のあちこちに、ソーラーパネルが点在している。航路上の房総半島などは、ほとんどの山はゴルフ場かソーラーパネルという按配で、日本の山野の景色もここ半世紀の間に一変してしまっている。
40歳代の県庁に務めているという男性が椅子に座った。「部署はどこですか」と尋ねると、「林務部です」という。「山など歩かれるんですよね。それにしてはちょっとメタボで、糖も高いですよ・・・」と言うと、「支所にいるときには山に入るのですが、本庁にいるとほとんど事務作業なので」と言い訳をする。しばらく日本の林業の将来を憂う話の後、「現在は山地を太陽光発電に転地する書類の確認作業に追われています」と言う。
その後、「県内では書類の提出は頴娃町が一番多いようです」との文言に、私のアンテナが鋭く反応した。「ええっ、そうなんですか。実は私は頴娃町の生まれで、小学4年生まで住んでいたんですよ」。
私が住んでいた頃の頴娃町(現在の南九州市)は台地のため水稲はできずに、もっぱらサツマイモ畑や麦畑、菜種畑が広がっていた。昭和40年代になってからだろうか、池田湖に水をためてそこからの大がかりな潅漑事業が始まり、一面の茶畑に変貌したのである。
先日松原小学校の東校長先生から、開校110周年を記念した下敷きが送られてきた。松原小学校の全景を撮った航空写真と、校歌も載せられている。さほど気に留めなかったが、学校の回りの景色が異様だった。校歌に「満目みどりにつつまれて 四季とりどりの花もさく」と歌われているのだが、緑なす景色が黒色の襞のある構造物に変わってしまっている。この時は、「へんてこなビニールハウスだな」と思ったが、ソーラーパネルなのだろうか。
県庁マンの話しで「合点」である。早速ネットで検索すると、ある会社のPRに次のような記載がある。
現在使われていない平地や山地などの土地を有効利用できます。 農地等であっても、調査の結果、転用可能であれば設置することができます。 現地の諸条件により異なりますが、発電所の規模として、おおよそ1m²当たりで0.05kW以上の発電所が設置可能です。
平成24年7月より始まった固定価格買取制度により、再生可能エネルギーによる発電施設の普及が急速に進みました。とりわけ、太陽光発電は地熱発電・風力発電などと比較して既存の環境への負荷が小さく、短期間に発電施設を建設できるため、建設ラッシュが進みました。しかし、固定価格買取制度による売電単価の見直しがされ、年々売買単価が下がっております。このような状況下、太陽光発電所建設は減少していく方向ではあると思いますが、資材価格の下落等により、ビジネスチャンスはまだまだ残っていると考えます。
(ソーラーファームしのはら)
それからしばらくして、上京する機会があったので飛行機の窓越しに眼下の景色に注意してみた。鹿児島空港を飛び立って霧島山地のあちこちに、ソーラーパネルが点在している。航路上の房総半島などは、ほとんどの山はゴルフ場かソーラーパネルという按配で、日本の山野の景色もここ半世紀の間に一変してしまっている。
