北部ブロック多職種連携会議(後)(2017/07/20)
後半の部では、私の講演の後に事例検討会となった。
検討会では、森山さん(居宅介護事業所さかもと園のケアマネージャー)、日向さん(有料老人ホーム ひなたの家)、上久保さん(療養通所介護みなみ風)の3人が壇上に上がり、森山さんから、76歳の女性が紹介された。置かれた状況から考えると、出口のない絶望的な環境にも思えたが、真面目で有能なケアマネさんが問題解決型思考で一つ一つ難問を丁寧に解決して行く様子が、継時的に発表された。
鹿児島市の生まれで夫と結婚し、一男一女をもうける。長男が小学一年生の時に県外に転居、2012年に多系統萎縮症の診断をうけて、生まれ育った鹿児島で療養したいとの希望が強く、2013年に夫と共に鹿児島市に帰ってきた。生来活発で、おしゃれで、前向きな性格で、周りの人に愛されていたようである。また2014年には認知症のある夫の義兄を福岡市から引き取り、3人の共同生活が始まる。
多系統萎縮症の進行に伴い経口での食事ができなくなり、胃瘻の造設、2014年には吸引目的も兼ねて気管切開を施行された。コミュニケーションはジャスチャーと文字盤を使用。
自宅での環境整備としてマットレスをエアマットに交換、また夫の介護負担軽減のために療養通所介護(みなみ風)を導入。日常生活用具給付申請で吸入、両用器を購入。特定疾患の重症申請を行う。2015年には太田歯科に依る訪問診療により嚥下評価を行い、医療者や家族の介助によりゼリーや茶わん蒸しも食べられるようになる。また関節硬縮なども強くなったため、往療マッサージ(週2回)、訪問リハビリ(週1回)実施。2014年4月には意思伝達装置(伝の心)を試みたが使いこなせずに返却。6月には吉徳福祉機器からレッチチャットをレンタルしたが、手の震えもあって利用できず。5月には本人が自分の意志で車椅子を操作したいということで、介護福祉課に相談して電動車いすをレンタル。2015年8月に障害者制度により電動車いすを購入。2014年にはレスパイトのため玉水会病院に入院。右肩の脱臼を心配して整形外科受診したが経過観察となる。この間、訪問診療は五反田クリニックから、訪問看護、療養通所介護、訪問入浴、訪問リハビリ、往療マッサージ、福祉用具の貸与を受けて、在宅での平穏な生活が維持できていた。
2016年5月17日夜中の2時に、トイレの前に倒れている夫を義兄が発見、近所に助けを求めて救急車依頼、一月ほどして、救急搬送された病院で死亡。義兄はグループホームに、本人は訪問医療、訪問看護、療養通所介護を受けていたが、レスパート入院後、医療依存度の高い人でも受け入れてくれる施設(在宅型有料老人ホームひなたの家)に入所となった。
配布された資料では、在宅での利用サービスと現在の状況や本人の希望が書かれていた。
・訪問診療:五反田クリニック(1回/2週間)、歯科医師居宅療養管理指導:太田歯科(1回/1週)、薬局:アトム薬局、訪問看護:訪問看護みなみ風(火木土日)、療養通所介護みなみ風(水金)、訪問リハビリ:吉野相良外科(火)、訪問入浴:市社協(月)、往療マッサージ:大勝プライマリー(月木)、福祉用具貸与:電動ベッド、褥瘡予防マット、自費購入:リクライニング式車いす、障害者福祉用具助成費購入:電動車いす、高齢者理美容サービス、紙おむつ助成
現在の状況や本人の希望として、体調がいい時には外出して、車椅子の操作も自分でしたい。伝えたい自分の思いを分って欲しい。また家族の希望は、体調も良かったり悪かったりの繰り返しであるが、本人の意思を確認しながら気持ちに沿って進めてもらえればと思っている。できるだけ在宅に近い形で過ごさせてあげたい。
検討会では、森山さん(居宅介護事業所さかもと園のケアマネージャー)、日向さん(有料老人ホーム ひなたの家)、上久保さん(療養通所介護みなみ風)の3人が壇上に上がり、森山さんから、76歳の女性が紹介された。置かれた状況から考えると、出口のない絶望的な環境にも思えたが、真面目で有能なケアマネさんが問題解決型思考で一つ一つ難問を丁寧に解決して行く様子が、継時的に発表された。
鹿児島市の生まれで夫と結婚し、一男一女をもうける。長男が小学一年生の時に県外に転居、2012年に多系統萎縮症の診断をうけて、生まれ育った鹿児島で療養したいとの希望が強く、2013年に夫と共に鹿児島市に帰ってきた。生来活発で、おしゃれで、前向きな性格で、周りの人に愛されていたようである。また2014年には認知症のある夫の義兄を福岡市から引き取り、3人の共同生活が始まる。
多系統萎縮症の進行に伴い経口での食事ができなくなり、胃瘻の造設、2014年には吸引目的も兼ねて気管切開を施行された。コミュニケーションはジャスチャーと文字盤を使用。
自宅での環境整備としてマットレスをエアマットに交換、また夫の介護負担軽減のために療養通所介護(みなみ風)を導入。日常生活用具給付申請で吸入、両用器を購入。特定疾患の重症申請を行う。2015年には太田歯科に依る訪問診療により嚥下評価を行い、医療者や家族の介助によりゼリーや茶わん蒸しも食べられるようになる。また関節硬縮なども強くなったため、往療マッサージ(週2回)、訪問リハビリ(週1回)実施。2014年4月には意思伝達装置(伝の心)を試みたが使いこなせずに返却。6月には吉徳福祉機器からレッチチャットをレンタルしたが、手の震えもあって利用できず。5月には本人が自分の意志で車椅子を操作したいということで、介護福祉課に相談して電動車いすをレンタル。2015年8月に障害者制度により電動車いすを購入。2014年にはレスパイトのため玉水会病院に入院。右肩の脱臼を心配して整形外科受診したが経過観察となる。この間、訪問診療は五反田クリニックから、訪問看護、療養通所介護、訪問入浴、訪問リハビリ、往療マッサージ、福祉用具の貸与を受けて、在宅での平穏な生活が維持できていた。
2016年5月17日夜中の2時に、トイレの前に倒れている夫を義兄が発見、近所に助けを求めて救急車依頼、一月ほどして、救急搬送された病院で死亡。義兄はグループホームに、本人は訪問医療、訪問看護、療養通所介護を受けていたが、レスパート入院後、医療依存度の高い人でも受け入れてくれる施設(在宅型有料老人ホームひなたの家)に入所となった。
配布された資料では、在宅での利用サービスと現在の状況や本人の希望が書かれていた。
・訪問診療:五反田クリニック(1回/2週間)、歯科医師居宅療養管理指導:太田歯科(1回/1週)、薬局:アトム薬局、訪問看護:訪問看護みなみ風(火木土日)、療養通所介護みなみ風(水金)、訪問リハビリ:吉野相良外科(火)、訪問入浴:市社協(月)、往療マッサージ:大勝プライマリー(月木)、福祉用具貸与:電動ベッド、褥瘡予防マット、自費購入:リクライニング式車いす、障害者福祉用具助成費購入:電動車いす、高齢者理美容サービス、紙おむつ助成
現在の状況や本人の希望として、体調がいい時には外出して、車椅子の操作も自分でしたい。伝えたい自分の思いを分って欲しい。また家族の希望は、体調も良かったり悪かったりの繰り返しであるが、本人の意思を確認しながら気持ちに沿って進めてもらえればと思っている。できるだけ在宅に近い形で過ごさせてあげたい。
