Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

難病医療ネットワーク学会(1)(2017/10/11) 

第5回の日本難病医療ネットワーク学会学術集会が、9月29,30日の両日、金沢市の石川県地場産業振興センターで開催されることになった。会長が山田正仁先生(金沢大学大学院 脳老化・神経病態学教授)で、副会長が駒井清暢先生(独立行政法人 国立病院機構 医王病院院長)である。
 この学会は、全国に先駆けて難病医療のネットワーク事業に取り組まれた福岡県難病医療連絡協議会(会長は九州大学大学院医学研究院神経内科教授 吉良潤一)が、事業の推進役となった難病医療専門員の情報交換と経験の共有化を目的に、平成11年に開催した「中国・四国・九州難病医療専門員研修会」が始まりである。平成16年には、全国の医療・保健師、難病医療専門員が参加して「日本難病医療ネットワーク研究会」が九州大学学部百年講堂で開催され(私は基調講演を依頼された)、第一回の学術集会が平成25年望月教授(大阪大学)、狭間副会長のもと、大阪市中央公会堂で挙行された。そして第二回目は平成26年11月14,15日の両日、かごしま県民交流センターで、私は会長で副会長には髙嶋教授をお願いして開催された。歳月の流れは早く、あの時からもう3年が経ったことになる。
 さてこの学会では「顧問」という肩書きをもらっているが、今回は特別講演を頼まれていたのでどうしても出席しなくてはならなかった。そこで鹿児島から金沢市にどのようなルートを選択したら安上がりになるか、旅丸ツーリストの津曲さんにずいぶん前に頼んでいたが、彼があっけなく亡くなってしまった。東京からの北陸新幹線も考えたが、結局、JALで羽田経由の小松空港の往復ということにした。
 28日朝、いつものように病院に行ってから、天文館を9時に発車する空港バスに乗った。車窓から眺められる田園風景は「日本の秋」そのもので、黄色く色づく稲穂と真っ赤な彼岸花が鮮やかなコントラストをなしている。バスは中央駅経由で満席、10時前に空港着、かるかん饅頭と「げたん歯」のお土産を買って搭乗口に、ここで里中さん(ALS協会鹿児島県事務局長)とまたばったり出会った。どういう訳かこの学会に出席するときには、事前に申し合わせていたわけではないのに、同じ飛行機や列車となっている。長崎そして北海道でのこの会に出席した時にも一緒の便だったが今回も。
 10時50分発のJAL644便は、定刻に出発した。最近はほとんどがANAを利用しているので、JALに乗ることは少ない。エコへの配慮だと思われるが、機内の窓は全て閉めているので暗い。乗客は少なく快適で、座席も黒を基調にして重厚感がある。機内誌やミュージックの選曲もANAに比較して高齢者を対象にしている感じである。機長の説明も丁寧(ANAではほとんど説明はない)で客室乗務員の接遇もいい。一度どん底を経験したことがいい教訓になっているのかも知れない。
 揺れることもなく12時20分に羽田空港に、そして13時05分発(10分ほど遅れる)の小松便に乗り継いだが、この便は満席である。