Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

健診模様(25)高身長&肥満デイ(2018/02/20) 

この日の健診、どういう訳か身長の高い人の多い日である。15人ほど、みんな170センチ以上で、半数ほどは180センチを超えていた。
   61歳、真っ赤に焼けた男性が入ってきた。「ゴルフ焼け?」と聞くと、すかさず「農業ですよ」と反応する。どうもそのような雰囲気に見えなかったので「脱サラでしょう?」と問いかけると「よくわかりますね、イオンでネギなどを取り扱っていたのですが、ちょっといろいろありましてね、40歳を過ぎたころ、郷里(南大隅町)で農業を始めたんですよ。現在、ブランド米と葉タバコを作っています」「農業も大変ではないですか」と問いかけると「天候次第ですからね・・・5月の早期米は収穫が終わって、10月が本格的な米の収穫になります・・・」。
   「南大隅町というと、もう佐多岬に近いですよね。南洲農場の社長のHさんなど、ご存知ではないですか」と話を持っていくと「よーく知っています。というより、大変お世話になった方です」と答える。
   Hさんは70歳を超えておられるが、私のパーキンソン外来を受診しておられる。富山県の方で、船に乗っていたが30歳代で勇躍、大隅の開拓に加わり、豚や牛の「安全安心で美味しい食肉を皆さまに」をコンセプトに事業を拡大されている。二人が結びつくとは思わなかったが、何となく雰囲気が似ているところがあった。
   翌日は打って変わって「肥満デイ」となった。
   3人の行員さんとも170センチ前後の身長で、体重が80キロである。脂肪肝があり、中性脂肪や悪玉コレステロール、尿酸も高値ときている。生活習慣病の「山形屋(百貨店)」である。焼肉とラーメンが好きで、「体に悪いと分っているのですが・・・」と揃って言われる。「人間、一番体に悪いものを欲しがるもんですよ。だから国を挙げて取り組んでも生活習慣病対策がうまく進まないのでしょうね」で終わりとなった。