Blog前南風病院院長 福永秀敏先生の雑感

地域医療連携会(後)(2018/03/20) 

その後、看護小規模多機能型居宅介護施設(看多機)の建設について完成図を提示しながら、その意義について話した。
   看多機が上町の中心部にできることにより、在宅医療・介護の拠点(拠り所)となり、地域の方々の生活の最前線でより身近な支援(在宅医療・介護)を行う事業所となること、質の高い専門医療(急性期)を“南風病院”で提供し、退院後、自宅等地域での生活に対して、看多機を含む“在宅サポートみなみ風”で対応する。そのような働きで地域医療に貢献しようと考えていることを説明した。
   最後に「お願い」として、「限られた病床の中で救急患者さんを受け入れ、スムースなベッドコントロールを行っていくためには、地域の先生方のご協力は欠かせません。是非とも退院できるようになった患者さんの受け入れを地域医療連携室との緊密な連携のもとよろしくお願い致します」で締めくくった。
   次は末永副院長が「ロボット支援下手術、保険診療について」話された。4月からの診療報酬の改定でロボット手術のできる施設基準が発表され、当院は腹腔鏡下胃切除術、腹腔鏡下噴門側胃切除術、腹腔鏡下胃全摘術、腹腔鏡下直腸切除・切断術が施行できるようになったことを話された。
   当院では2年前からロボット手術を始めている。高価な「ダヴィンチ」を購入し、保険点数もない状況下で未来への投資と考えて粛々と進めてきた。今後、より安全性を増した手技として、多くの先生方に利用されていくことを願っている。
   最後に川内副院長が「整形外科の診療体制について」話されたが、未来に向けて夢のある話でうれしかった。この4月から4人の整形外科医が加わることになり、うち3人はいずれもその道のベテランのエキスパートである。後一人は後期研修医で8人体制になる。特に仙腸関節が専門の古賀公明先生は仙腸関節性腰痛の分野では九州では唯一の専門医である。恒吉康弘先生は手の専門家で、吉野先生とともに鹿児島県ではこの分野の専門医の一人であるので、3人の専門医のうち2人が南風病院ということになる。
   報告は20時ジャストに終わり、その後は懇親会となった。まず乾杯の音頭を八反丸リハビリ病院の八反丸先生にしていただいた。南風病院が地域の先生方にどれほど役に立ってくれている病院かを話してくださり、感謝している。
   さて懇親会は19の丸テーブルに院内のスタッフが二人ずつ配置、そして院外の先生方と院内の先生方とが専門分野が重なるなど、いろいろと工夫された座席となっていた。
   よく言われることだが、人間、自分のことや自分の病院のことよく知らないものである。懇親会である先生から、「先生、背筋がちょっと曲がっていませんでしたか」と言われたのは多少ショックだった。できるだけ傲慢に見えないようにと肩を丸めてプレゼンしたのかも知れないが、やはり少し曲がってきているのかも知れない。
   また多くの先生方から、「最後に頼りになるのは南風病院です。丁寧に診て頂けます。断られることは滅多にありません」などの嬉しいご意見も頂けた。地域の中で、頼りにされていることが今さらながらわかることだった。
   地域連携室を中心とした病院全体の取り組みとして行っている行事であるが、地域の先生方との連携やコミュニケーションを図る意味で、有益な「連携の会」だったと思える。